:カーテシアン座標の経路機能

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM CIRCULAR MM

1 BLK FORM 0.1 Z X+0 Y+0 Z-20

2 BLK FORM 0.2 X+100 Y+100 Z+0

:加工のシミュレーション用のブランク定義

3 TOOL CALL 1 Z S4000

:工具軸とスピンドル回転数による工具呼出し

4 L Z+250 R0 FMAX

:工具軸で工具を早送り FMAX で退避させる

5 L X-10 Y-10 R0 FMAX

:工具をプリポジショニングする

6 L Z-5 R0 F1000 M3

:送り速度 F = 1000 mm/min で加工深さへ移動する

7 APPR LCT X+5 Y+5 R5 RL F300

:接線接続する円経路上で輪郭を点 1 に接近させる

8 L X+5 Y+85

:コーナー 2 の 1 本目の直線をプログラミングする

9 RND R10 F150

:R = 10 mm で丸み付けをプログラミングする、送り速度 F = 150 mm/min

10 L X+30 Y+85

:円経路 CR の始点である点 3 に接近する

11 CR X+70 Y+95 R+30 DR-

:半径 R = 30 mm の円経路 CR の終点である点 4 に接近する

12 L X+95

:点 5 へ接近する

13 L X+95 Y+40

:円経路 CT の始点である点 6 に接近する

14 CT X+40 Y+5

:円経路 CT の終点である点 7 に接近する、点 6 に接線接続する円弧、コントローラが半径を自動的に計算する

15 L X+5

:最後の輪郭点 1 に接近する

16 DEP LCT X-20 Y-20 R5 F1000

:接線接続する円経路上で輪郭から退避する

17 L Z+250 R0 FMAX M2

:工具の退避、プログラムラン終了

18 END PGM CIRCULAR MM