ゼロ点表 *.d

用途

ゼロ点表にワークの位置を保存します。ゼロ点表を使用するには、まずこれを有効にする必要があります。例えば、複数のワークの加工を同じ位置で実行するために、NC プログラム内でゼロ点を呼び出すことができます。ゼロ点表のアクティブな行は、NC プログラムでワークゼロ点として使用されます。

機能説明

列「X」、「Y」および「Z」の値は、ワーク座標系 W-CS でシフトとして作用します。列「A」、「B」、「C」、「U」、「V」および「W」の値は、機械座標系 M-CS のオフセットとして作用します。

オフセットおよび 3D 基本回転の対置

ゼロ点表のパラメータ

ゼロ点表には以下のパラメータが含まれます:

パラメータ

意味

D

ゼロ点表の行番号

入力:0~99999999

X

ゼロ点の X 座標

ワーク座標系 W-CS を基準にした変換
ワーク座標系 W-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

Y

ゼロ点の Y 座標

ワーク座標系 W-CS を基準にした変換
ワーク座標系 W-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

Z

ゼロ点の Z 座標

ワーク座標系 W-CS を基準にした変換
ワーク座標系 W-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

A

ゼロ点に対する A 軸の軸角度

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-360.0000000~+360.0000000

B

ゼロ点に対する B 軸の軸角度

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-360.0000000~+360.0000000

C

ゼロ点に対する C 軸の軸角度

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-360.0000000~+360.0000000

U

ゼロ点に対する U 軸の位置

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

V

ゼロ点に対する V 軸の位置

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

W

ゼロ点に対する W 軸の位置

機械座標系 M-CS を基準にしたオフセット
機械座標系 M-CS

入力範囲:-99999.99999~+99999.99999

DOC

シフトについてのコメント?

入力:テキスト幅 16

ゼロ点表の編集

プログラムラン中にアクティブなゼロ点表を編集することができます。

プログラムラン中の補正

以下のようにゼロ点表を編集します:

    1. 編集」を有効にします
    2. 値を選択します
    3. 値を編集します
    4. 他の行の選択など、変更内容を保存します
     
    注意事項
    衝突の危険に注意!
    値が保存されていて初めて、ゼロ点表または補正表の変更内容が考慮されます。NC プログラムでゼロ点または補正値を新たに有効にする必要があります。そうしないと、コントローラは以前の値を引き続き使用します。
    1. 表の変更内容は、例えば ENT キーを押すとすぐに確定されます
    2. NC プログラムでゼロ点または補正値を新たに有効にします
    3. 表の値の変更後に NC プログラムを慎重に実行します