サイクル 452 PRESET COMPENSATION (#48 / #2-01-1)
ISO プログラミング
G452
用途
機械のマニュアルを参照してください。
この機能は、機械メーカーが使用可能にして、調整する必要があります。
タッチプローブサイクル 452 を使用すると、機械のキネマティクス変換チェーンを最適化することができます(参照 サイクル 451 MEASURE KINEMATICS (#48 / #2-01-1))。続けて、コントローラが同様にキネマティクスモデル内で、ワーク座標系を、最適化後の最新基準点が較正球の中心になるように補正します。
サイクルシーケンス
機械テーブル上の較正球の位置は、測定プロセス中に衝突が起きないように選びます。
このサイクルで、交換ヘッドなどを相互に調整することができます。
- 較正球を固定します
- 基準ヘッドをサイクル 451 で完全に測定し、最後にサイクル 451 により基準点を球の中心に設定します
- 2 番目のヘッドを交換します
- 交換ヘッドをサイクル 452 でヘッド交換インターフェースまで測定します
- その他の交換ヘッドをサイクル 452 で基準ヘッドに合わせて調整します
加工中に機械テーブル上で較正球を固定したままにできる場合には、機械のドリフトなどを補正できます。この作業は、回転軸のない機械上でも行えます。
- 較正球を固定し、衝突の可能性がないか確認します
- 較正球の基準点を設定します
- 基準点をワークピースに設定し、ワークピースの加工を始めます
- サイクル 452 で、周期的にプリセット補正を実行します。この時、関連する軸のドリフトが検知され、キネマティクスにおいてこれが補正されます。
結果パラメータ Q
Q パラメータ | 意味 |
---|---|
Q141 | A 軸の測定された標準偏差 |
Q142 | B 軸の測定された標準偏差 |
Q143 | C 軸の測定された標準偏差 |
Q144 | A 軸の最適化された標準偏差 |
Q145 | B 軸の最適化された標準偏差 |
Q146 | C 軸の最適化された標準偏差 |
Q147 | X 方向のオフセットエラー。これに対応する機械パラメータに手動で適用 |
Q148 | Y 方向のオフセットエラー。これに対応する機械パラメータに手動で適用 |
Q149 | Z 方向のオフセットエラー。これに対応する機械パラメータに手動で適用 |
結果パラメータ QS
QS パラメータ QS144 - QS146 には、測定された回転軸の位置エラーが保存されます。それぞれの結果の長さは、9 文字です。結果はスペースで区切られます。
例:QS146 = "0.01234567 -0.0123456 0.00123456 -0.0012345"
Q パラメータ | 意味 |
---|---|
QS144 | A 軸の位置エラー EY0A EZ0A EB0A EC0A |
QS145 | B 軸の位置エラー EZ0B EX0B EC0B EA0B |
QS146 | C 軸の位置エラー EX0C EY0C EA0C EB0C |
位置エラーは理想的な軸位置からの偏差であり、4 つの文字でマークされます。
例:EX0C= C 軸の X 方向の位置エラー
NC プログラム内の個々の結果は、文字列処理などを使用して数値に変換して、例えば、評価内で使用できます。
例:
このサイクルは、QS パラメータ QS146 内で次の結果を渡します。
QS146 = "0.01234567 -0.0123456 0.00123456 -0.0012345"
次の例は、求められた結果をどのように数値に変換するかを示しています。
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 QS0 = SUBSTR ( SRC_QS146 BEG0 LEN10 ) | ; QS146 から最初の結果 EX0C を読み出す |
12 QL0 = TONUMB ( SRC_QS0 ) | ;QS0 の英数字値を数値に変換して、QL0 に割り当てる |
13 QS0 = SUBSTR ( SRC_QS146 BEG11 LEN10 ) | ; QS146 から 2 番目の結果 EY0C を読み出す |
14 QL1 = TONUMB ( SRC_QS0 ) | :QS0 の英数字値を数値に変換して、QL1 に割り当てる |
15 QS0 = SUBSTR ( SRC_QS146 BEG22 LEN10 ) | ; QS146 から 3 番目の結果 EA0C を読み出す |
16 QL2 = TONUMB ( SRC_QS0 ) | :QS0 の英数字値を数値に変換して、QL2 に割り当てる |
17 QS0 = SUBSTR ( SRC_QS146 BEG33 LEN10 ) | ; QS146 から 4 番目の結果 EB0C を読み出す |
18 QL3 = TONUMB ( SRC_QS0 ) | :QS0 の英数字値を数値に変換して、QL3 に割り当てる |
注意事項
プリセット補整を実行するには、キネマティクスをそれに合わせて準備しておく必要があります。機械マニュアルを参照してください。
- このサイクルの処理前に基本回転を無効にします。
- 最適化の後に基準点および基本回転を再度設定します
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
- サイクル開始前に、M128 または FUNCTION TCPM がオフになっていることを確認してください。
- サイクル 453 は 451 や 452 と同じように、回転軸の位置と一致する自動モードのアクティブな 3D-ROT で終了します。
- 加工面の傾斜に関するすべての機能がリセットされていることを確認してください。
- サイクル定義の前に、基準点を較正球の中心に設定し、これを有効にしておく必要があります。
- 個別の位置測定システムのない軸では、リミットスイッチまでの移動距離が 1° になるように、測定点を選択します。この移動距離は、内在性のゆるみ補正に必要になります。
- コントローラはタッチプローブ軸のプロービング高さへ接近するためのポジショニング送り速度として、サイクルパラメータ Q253 とタッチプローブ表の FMAX の小さい方の値を使用します。回転軸動作は基本的にポジショニング送り速度 Q253 で行われ、その際プローブのモニタリングは無効になります。
- インチプログラミング:測定結果とプロトコルデータは基本的に mm で出力されます。
- 測定中にサイクルを中断すると、キネマティクスデータが元の状態でなくなることがあります。エラーが発生した場合に、最後に有効であったキネマティクスを復元できるように、サイクル 450 で最適化を行う前に、有効なキネマティクスを保存してください。
機械パラメータと関連した注意事項
- 機械メーカーは機械パラメータ maxModification (No. 204801) で変換の変更の許容限界値を定義します。算出されたキネマティクスデータが許容限界値を超えていると、警告メッセージが出力されます。その場合は、算出された値の取込みを NC スタートで確定する必要があります。
- 機械メーカーは機械パラメータ maxDevCalBall (No. 204802) で較正球の最大半径偏差を定義します。コントローラは各プロービングプロセスで、最初に較正球の半径を測定します。算出された球半径と入力した球半径の差が、機械パラメータ maxDevCalBall (No. 204802) で定義した値よりも大きい場合は、エラーメッセージが出力され、測定が終了します。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
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Q407 較正球の半径は正確ですか? 使用する較正球の正確な半径を入力します。 入力:0.0001...99.9999 | |
Q320 セットアップ許容値? プロービング点とタッチプローブ球の間の追加的な間隔。Q320 は、タッチプローブ表の SET_UP 列に追加的に作用します。 この値はインクリメンタル値です。 入力:0...99999.9999 または PREDEF | |
Q408 退去位置? 0:退去時の高さには接近せず、測定する軸上の次の測定位置に移動します。ハース軸では許可されません。A、B、C の順序で最初の測定位置に接近します >0:コントローラが回転軸のポジショニング前にスピンドル軸を位置決めする非傾斜ワークピース座標系における後退高さ。さらに、コントローラはタッチプローブを加工面でゼロ点にポジショニングします。プローブのモニタリングは、このモードでは有効ではありません。パラメータ Q253 でポジショニング速度を定義します。 この値は絶対値です。 入力:0...99999.9999 | |
Q253 事前集積のための送り速度? 位置決め時の工具の移動速度 (mm/min) を指定します。 入力:0...99999.9999 または FMAX、FAUTO、PREDEF | |
Q380 基準角度? (0=主軸) 有効なワークピース座標系における測定点の検出に必要な基準角度 (基本回転) を指定します。基準角度の定義は、軸の測定範囲を大幅に拡大する場合があります。 この値は絶対値です。 入力:0...360 | |
Q411 開始角度A軸? 最初の測定が行われる A 軸上の開始角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q412 終了角度A軸? 最後の測定が行われる A 軸上の終了角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q413 設定角度A軸? 他の回転軸を測定する A 軸の傾斜角度。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q414 A 上の測定点の数 (0...12)? A 軸の測定に使用されるプロービングの数。 入力値が 0 の場合、この軸は測定されません。 入力:0...12 | |
Q415 開始角度B軸? 最初の測定が行われる B 軸上の開始角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q416 終了角度B軸? 最後の測定が行われる B 軸上の終了角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q417 設定角度B軸? 他の回転軸を測定する B 軸の傾斜角度。 入力:–359.999...+360.000 | |
Q418 B 上の測定点の数 (0...12)? B 軸の測定に使用されるプロービングの数。入力値が 0 の場合、この軸は測定されません。 入力:0...12 | |
Q419 開始角度C軸? 最初の測定が行われる C 軸上の開始角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q420 終了角度C軸? 最後の測定が行われる C 軸上の終了角度。 この値は絶対値です。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q421 設定角度C軸? 他の回転軸を測定する C 軸の傾斜角度。 入力:-359.9999...+359.9999 | |
Q422 C 上の測定点の数 (0...12)? C 軸の測定に使用されるプロービングの数。入力値が 0 の場合、この軸は測定されません 入力:0...12 | |
Q423 プローブの数? 平面上での較正球の測定に使用されるプロービングの数を定義します。測定点が少なくなると速度が上がり、測定点が多くなると測定の確実性が高くなります。 入力:3...8 | |
Q432 バックラッシュ補正の角度範囲? (オプション) ここでは回転軸のゆるみを測定するためのアプローチとして使用する角度値を定義します。アプローチ角度は実際の回転軸のゆるみよりも明らかに大きくなければなりません。入力値が 0 の場合、ゆるみの測定は行われません。 入力:-3...+3 |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TOOL CALL "TOUCH_PROBE" Z | ||
12 TCH PROBE 450 SAVE KINEMATICS ~ | ||
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13 TCH PROBE 452 PRESET COMPENSATION ~ | ||
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交換ヘッドの調節
ヘッド交換の機能は、機械によって異なります。機械のマニュアルを参照してください。
- 2 つ目の交換ヘッドに交換します
- タッチプローブを交換します
- サイクル 452 で交換ヘッドを測定します
- 実際に交換した軸だけを測定します (例では A 軸のみ。C 軸は Q422 で非表示になっています)
- この作業の間は、較正球の基準点と位置を変えてはいけません
- その他のすべての交換ヘッドを同じ方法で調節します
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TOOL CALL "TOUCH_PROBE" Z | ||
12 TCH PROBE 452 PRESET COMPENSATION ~ | ||
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この作業の目的は、回転軸の交換 (ヘッド交換) 後にワークピースの基準点が変わらないようにすることです。
以下の例では、A 軸と C 軸によるフォークヘッドの調節を説明します。A 軸が交換され、C 軸はベース機械にそのまま残ります。
- いずれかの交換ヘッドを交換した後、そのヘッドを基準ヘッドとします
- 校正球を固定します
- タッチプローブを交換します
- 基準ヘッドのキネマティクス全体をサイクル 451 で測定します
- 基準ヘッドの測定後に基準点 (サイクル 451 の Q431 = 2 または 3) を設定します
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TOOL CALL "TOUCH_PROBE" Z | ||
12 TCH PROBE 451 MEASURE KINEMATICS ~ | ||
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ドリフト補正
この作業は回転軸のない機械上でも可能です。
加工中、周辺状況が変化していくため、機械の様々な構成部品がドリフトの影響を受けます。ドリフトが移動範囲にわたって十分に一定であり、加工中に較正球が機械テーブル上に定置可能である場合には、サイクル 452 でこのドリフトを検知し、補正します。
- 校正球を固定します
- タッチプローブを交換します
- 加工を始める前に、サイクル 451 でキネマティクスを完全に測定します
- キネマティクスの測定後に基準点 (サイクル 451 の Q432 = 2 または 3) を設定します
- その後、ワークピースの基準点を設定し、加工を開始します
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TOOL CALL "TOUCH_PROBE" Z | ||
12 CYCL DEF 247 DATUM SETTING ~ | ||
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13 TCH PROBE 451 MEASURE KINEMATICS ~ | ||
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- 周期的に軸のドリフト状況を把握してください
- タッチプローブを交換します
- 較正球の基準点を有効にします
- サイクル 452 でキネマティクスを測定します
- この作業の間は、較正球の基準点と位置を変えてはいけません
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TOOL CALL "TOUCH_PROBE" Z | ||
13 TCH PROBE 452 PRESET COMPENSATION ~ | ||
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プロトコル機能
サイクル 452 の処理後にプロトコル (TCHPRAUTO.html) が作成され、関連する NC プログラムと同じフォルダにプロトコルファイルが保存されます。プロトコルには次のデータが含まれます。
- ログが作成された日付と時刻
- 処理されたサイクルが含まれている NC プログラムのパス名
- 工具名
- アクティブなキネマティクス
- 実行したモード
- 設定角度
- 測定した各回転軸に関して:
- 開始角度
- 終了角度
- 測定点の数
- 測定球半径
- Q423>0 の場合のゆるみの平均値
- 軸の位置
- 標準偏差 (ばらつき)
- 最大偏差
- 角度誤差
- 全軸の補正値 (基準点シフト)
- プリセット補正前に点検した回転軸の位置 (キネマティクス変換チェーンの始点、通常はスピンドル軸を基準にします)
- プリセット補正後に点検した回転軸の位置 (キネマティクス変換チェーンの始点、通常はスピンドル軸を基準にします)
- ポジショニング平均誤差
- 図表を含む SVG ファイル:測定され、最適化された個々の測定位置のエラー。
- 赤のライン:測定された位置
- 緑のライン:最適化された値
- 図表の名称:回転軸に応じた軸の名称。例えば EYC = C 軸に応じた Y 軸の偏差
- 図表の X 軸:回転軸の位置 (°)
- 図表の Y 軸:位置の偏差 (mm)
- EYC 測定の例:C 軸に応じた Y 軸の偏差