作業エリア「プログラム」のナビゲーションパス

用途

NC プログラム またはパレット表を処理したり、開いている作業エリア「シミュレーション」でテストしたりすると、作業エリア「プログラム」のファイル情報バーにナビゲーションパスが表示されます。

ナビゲーションパスには使用されるすべての NC プログラムの名前が表示され、作業エリアではすべての NC プログラムの内容が開きます。これにより、プログラムの呼出し時に加工の概要を簡単に把握し、プログラムランが中断されたときに NC プログラム間を移動することができます。

条件

  • 作業エリア「プログラム」および「シミュレーション」が開いている
  • 操作モード「エディタ」では、機能を使用するために両方の作業エリアが必要です。

機能説明

NC プログラムの名前がファイル情報バーのパス要素として表示されます。別の NC プログラムを呼び出すとすぐに、呼び出された NC プログラムの名前を持つ新しいパス要素が追加されます。

さらに、呼び出された NC プログラムの内容が作業エリア「プログラム」の新しい面に表示されます。作業エリアのサイズが許す限りの数の NC プログラムが並べて表示されます。新しく開いた NC プログラムが、これまでに開いた NC プログラムに重なる場合があります。重なった NC プログラムは作業エリアの左端に細長く表示されます。

処理が中断されているときは、NC プログラム間を移動することができます。NC プログラムのパス要素を選択すると、その内容が開きます。

最後のパス要素を選択すると、アクティブな NC ブロックが自動的に実行カーソルでマークされます。NC スタートキーを押すと、この位置から NC プログラムが続けて処理されます。

操作モード「プログラム実行」の作業エリア「プログラム」で呼び出された NC プログラム

パス要素の表示

ナビゲーションパスのパス要素は次のように表示されます:

表示

意味

黒のフレーム

NC プログラムが作業エリア「プログラム」に表示され、他の NC プログラムが重なることはありません。

緑の背景

NC プログラムが現在のカーソル位置でアクティブになっているか、プログラムランに関して考慮されます。例えば呼び出された NC プログラム内にカーソルがある場合、呼び出し元の NC プログラムがプログラムランに関して考慮されます。

グレーの背景

NC プログラムは処理のためにアクティブになっていますが、現在のカーソル位置ではプログラムランに関して考慮されません。例えば処理を停止し、呼び出し元の NC プログラムに移動すると、呼び出された NC プログラムのパス要素がグレーで表示されます。

注意事項

操作モード「プログラム実行」では、「構造」列に、呼び出された NC プログラムの構造点を含むすべての構造点があります。呼び出された NC プログラムの構造がインデントされます。

構造点を使用して、各 NC プログラムへ移動できます。関連する NC プログラムが作業エリア「プログラム」に表示されます。ナビゲーションパスは常に処理の位置にとどまります。

作業エリア「プログラム」の「構造」列