ティーチインカット用の設定ファイル AFC.DEP

用途

ティーチインカットの際、まず個々の加工セクションに対して、表 AFC.TAB 内で定義したデフォルト設定がファイル <name>.H.AFC.DEP にコピーされます。 <name> は、ティーチインカットを実行した NC プログラムの名前に対応しています。さらに、ティーチインカット時に発生した最大スピンドルパワーが測定され、その値も表に保存されます。

条件

  • ソフトウェアオプション Adaptive Feed Contr. (#45 / #2-31-1)

機能説明

ファイル <name>.H.AFC.DEP の個々の行は、FUNCTION AFC CUT BEGIN で始まり、FUNCTION AFC CUT END で終了する加工セクションに対応しています。 ファイル <name>.H.AFC.DEP のすべてのデータは、さらに最適化したい場合には編集できます。 表 AFC.TAB に記入した値に対して最適化を実行した場合は、AFC 列の制御設定の前に * が記入されます。

AFC 基本設定 AFC.tab

ファイル AFC.DEP には、表 AFC.tab の内容に加えて、以下の情報が含まれます:

コラム

機能

NR

加工セクションの番号

TOOL

加工セクションが実行された工具の番号あるいは名前 (編集不可)

 
Tip

AFC (#45 / #2-31-1) との組み合わせでは、工具名に文字「# $ & , .」を含めることはできません。

IDX

加工セクションが実行された工具のインデックス (編集不可)

N

工具の呼出しの区別:

  • 0:工具は工具番号で呼び出されました
  • 1:工具は工具名で呼び出されました

PREF

スピンドルの標準負荷。 スピンドルの定格パワーを基準にして、値がパーセントで算出されます

ST

加工セクションのステータス:

  • L:次回の実行時に、この加工セクションにティーチインカットが行われ、この行に既に記入されている値は上書きされます
  • C:ティーチインカットが正常に実行されました。 次の実行時には、自動送り速度制御を行うことができます

AFC

制御設定の名前

注意事項

  • NC プログラム <name>.H の処理中は、ファイル <name>.H.AFC.DEP の編集がロックされていることにご注意ください。
  • 編集ロックは次の機能のうちの 1 つが実行されたときにリセットされます:

    • M2
    • M30
    • END PGM
  • 作業エリア「ファイル」の設定では、「ファイル管理」に依存ファイルを表示するかどうかを選択できます。
  • ファイル管理のエリア