例:OCM サイクルによる空白のエリア
以下の NC プログラム で、OCM サイクルによる空白のエリアの定義がわかります。以前の加工から 2 つの円を使用して、CONTOUR DEF で空白のエリアが定義されます。工具は空白のエリア内で垂直にプランジ加工します。
プログラムラン
- 工具呼出し:ドリル Ø 20 mm
- サイクル 200 を定義する
- 工具呼出し:粗加工カッター Ø 14 mm
- 空白のエリアがある CONTOUR DEF を定義する
- サイクル 271 を定義する
- サイクル 272 を定義して呼び出す
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
0 BEGIN PGM VOID_1 MM | |||
1 BLK FORM 0.1 Z X+0 Y+0 Z-30 | |||
2 BLK FORM 0.2 X+100 Y+100 Z+0 | |||
3 TOOL CALL 206 Z S8000 F900 | :工具呼出し、直径 20 mm | ||
4 L Z+100 R0 FMAX M3 | |||
5 CYCL DEF 200 DRILLING ~ | |||
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6 L X+30 Y+30 R0 FMAX M99 | |||
7 L X+60 Y+60 R0 FMAX M99 | |||
8 TOOL CALL 7 Z S7000 F2000 | :工具呼出し、直径 14 mm | ||
9 L Z+100 R0 FMAX M3 | |||
10 CONTOUR DEF P1 = LBL 1 V1 = LBL 2 V2 = LBL 3 | :輪郭と空白のエリアの定義 | ||
11 CYCL DEF 271 OCM CONTOUR DATA ~ | |||
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12 CYCL DEF 272 OCM ROUGHING ~ | |||
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13 CYCL CALL | |||
14 M30 | :プログラムラン終了 | ||
15 LBL 1 | :輪郭サブプログラム 1 | ||
16 L X+90 Y+50 | |||
17 L Y+10 | |||
18 RND R10 | |||
19 L X+10 Y+15 | |||
20 RND R10 | |||
21 L Y+75 | |||
22 RND R10 | |||
23 L X+90 Y+90 | |||
24 RND R10 | |||
25 L Y+50 | |||
26 LBL 0 | |||
27 LBL 2 | :空白のエリア 1 | ||
28 CC X+30 Y+30 | |||
29 L X+40 Y+30 | |||
30 C X+40 Y+30 DR- | |||
31 LBL 0 | |||
32 LBL 3 | :空白のエリア 2 | ||
33 CC X+60 Y+60 | |||
34 L X+70 Y+60 | |||
35 C X+70 Y+60 DR- | |||
36 LBL 0 | |||
37 END PGM VOID_1 MM |