サイクル 461 TS CALIBRATION OF TOOL LENGTH
ISO プログラミング
G461
使用
機械のマニュアルを参照してください。
較正サイクルを開始する前に、機械テーブルで Z=0 になるようにスピンドル軸に基準点を設定し、タッチプローブを較正リングの上にプリポジショニングする必要があります。
較正プロセス中に自動的に測定プロトコルが作成されます。このプロトコルには、TCHPRAUTO.html という名前が付いています。このファイルの保存場所は出力ファイルの保存場所と同じです。測定プロトコルはコントローラでブラウザを使って表示できます。1 つの NC プログラムで複数のサイクルがタッチプローブの較正に使用される場合、すべての測定プロトコルが TCHPRAUTO.html にあります。
サイクルシーケンス
- コントローラはタッチプローブをタッチプローブ表の角度 CAL_ANG に向けます (タッチプローブの方向付けが可能な場合のみ)
- コントローラは現在の位置からマイナスのスピンドル軸方向にプロービング送り速度 (タッチプローブ表の F 列) でプロービングします
- 続いて、タッチプローブが早送り (タッチプローブ表の FMAX 列) で開始位置に戻るように位置決めされます
注意事項
ハイデンハインでは、ハイデンハイン製のタッチプローブを使用する場合のみ、タッチプローブサイクルの機能を保証します。
- タッチプローブサイクルを使用する前に、次のサイクルをアクティブにしないでください:
- サイクル 7 DATUM SHIFT
- サイクル 8 MIRROR IMAGE
- サイクル 10 ROTATION
- サイクル 11 SCALING
- サイクル 26 AXIS-SPEC. SCALING
- 座標変換を事前にリセットします
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL および FUNCTION MODE TURN でのみ実行できます。
- タッチプローブの有効長さは常に工具の基準点を基準にしています。工具の基準点は、多くの場合でいわゆるスピンドルノーズ (スピンドルの平面) にあります。機械メーカーは工具の基準点をそこから外れたところに配置することもできます。
- 較正プロセス中に自動的に検定表が作成されます。 このプロトコルには、TCHPRAUTO.html という名前が付いています。
プログラミングの注意事項
- サイクル定義の前に、タッチプローブ軸を定義するために工具呼出しをプログラミングしておく必要があります。
サイクルパラメータ
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TCH PROBE 461 TS CALIBRATION OF TOOL LENGTH ~ | ||
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