サイクル 404 SET BASIC ROTATION

ISO プログラミング

G404

用途

タッチプローブサイクル 404 を使用して、プログラムラン中に自動的に任意の基本回転を設定するか、または基準点表に保存することができます。サイクル 404 は、有効な基本回転をリセットする場合にも使用できます。

注意事項

 
注意事項
衝突の危険に注意!
タッチプローブサイクル 400499 の実行時に、座標変換のためのサイクルがアクティブであってはなりません。衝突の危険があります!
  1. タッチプローブサイクルを使用する前に、次のサイクルをアクティブにしないでください:
    • サイクル 7 DATUM SHIFT
    • サイクル 8 MIRROR IMAGE
    • サイクル 10 ROTATION
    • サイクル 11 SCALING
    • サイクル 26 AXIS-SPEC. SCALING
  2. 座標変換を事前にリセットします
  • このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。

サイクルパラメータ

補助図

パラメータ

Q307 回転角度のプリセット値

基本回転を設定するのに使用する角度値。

入力:–360.000...+360.000

Q305 表内のプリセット番号? (オプション)

算出した基本回転をコントローラが保存する基準点表内の番号を指定します。Q305=0 または Q305=-1 を入力した場合、コントローラは算出した基本回転をさらに、手動モードの基本回転メニュー (プロービング ROT) に保存します。

-1:有効な基準点を上書きし、有効にします

0:有効な基準点を基準点行 0 にコピーし、基本回転を基準点行 0 に書き込み、基準点 0 を有効にします

>1:基本回転を指定された基準点に保存します。基準点は有効にされません

入力:-1...99999

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 TCH PROBE 404 SET BASIC ROTATION ~

Q307=+0

;PRESET ROTATION ANG. ~

Q305=-1

;NUMBER IN TABLE