FUNCTION REPORT で通知を出力する
用途
NC 機能 FUNCTION REPORT を使用して、プログラム制御の通知が出力されます。通知テキストを自分で定義できます。機械メーカーまたはサードパーティが通知を PO ファイルとして保存した場合は、これらの通知も出力することができます。
関連項目
- FN 14: ERROR でエラーメッセージを出力する
- 通知メニュー
機能説明
NC 機能 FUNCTION REPORT が処理されると、通知が表示され、反応が生じます。
NC 機能で、次の反応をプログラミングできます:
構文要素 | 通知の種類 | 反応 |
---|---|---|
WARNING | 警告 | NC プログラムが引き続き実行されます |
STOP | エラー | プログラムランまたはシミュレーションが停止します |
ERROR | エラー | プログラムランまたはシミュレーションが中断します |
入力
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 FUNCTION REPORT WARNING DOMAIN: "PO-File" ID: "EXAMPLE" | :PO ファイル「EXAMPLE」から通知を出力する |
この機能には、次のように移動します:
NC機能を挿入 すべての機能 特殊機能 機能 FUNCTION REPORT
NC 機能には以下の構文要素が含まれます。
構文要素 | 意味 |
---|---|
FUNCTION REPORT | 通知の出力用の構文オープナー |
ERROR、STOP または WARNING | 反応 |
TEXT: または DOMAIN: | 通知テキストを自分で入力するか、PO ファイルから選択する |
名前 または パラメータ | テキストまたは PO ファイル TEXT: を選択した場合 テキスト、文字列パラメータ、または書式文字列 DOMAIN: を選択した場合は、テキストまたは選択ウィンドウを使用した選択が可能 |
ID: | PO ファイルからのテキストの ID DOMAIN: を選択した場合のみ |
注意事項
機械のマニュアルを参照してください。
出力できるのは、機械メーカーまたはサードパーティによって保存されている既存の PO ファイルのみです。 PO ファイルを出力するには、機械メーカーがテキストの ID を提供する必要があります。
PO ファイルには次の情報が含まれている必要があります。
意味 | 入力 |
---|---|
通知テキスト | msgid "EXAMPLE" msgstr「通知テキスト」 |
原因 | msgid "EXAMPLE_|UR|" msgstr「原因」 |
除去 | msgid "EXAMPLE_|BE|" msgstr「除去」 |