サイクル 10 ROTATION

ISO プログラミング

G73

用途

NC プログラム内で、アクティブなゼロ点を中心として加工面上で座標系を回転させることができます。

「回転」は NC プログラムで定義したときから有効になります。これは手動モードのアプリケーションMDIでも作用します。追加のステータス表示にアクティブな回転角が表示されます。

回転角の基準軸:

  • X/Y 面 X 軸
  • Y/Z 面 Y 軸
  • Z/X 面 Z 軸

リセット

サイクル 10 ROTATION を回転角 0°で新たにプログラミングします。

注意事項

  • このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
  • サイクル 10 の定義により、有効な半径補正がキャンセルされます。必要に応じて、半径補正を新たにプログラミングします。
  • 回転をアクティブにするには、サイクル 10 を定義した後、加工面の両方の軸を移動させます。

サイクルパラメータ

補助図

パラメータ

回転角?

回転角度を度数 (°) で入力します。絶対値またはインクリメンタル値を入力します。

入力:–360.000...+360.000

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 CYCL DEF 10.0 ROTATION

12 CYCL DEF 10.1 ROT+35