技術表とプロファイルプログラムを使用したスカイビングの例

次の NC プログラムでは、サイクル 287 GEAR SKIVING が技術表とともに使用されます。技術表では、最後の切削用に歯面の個々のプロファイルが対称的なクラウニングで定義されます。

プロファイルプログラムでは、定義された加工側 Q550 が検査され、この加工側を使って適合する切込み方向が使用されます。

プログラムラン

  • 中空ホイールカッターの工具呼出し
  • 旋削加工モードを開始する
  • サイクル 801 で座標系をリセットする
  • 安全な位置に接近する
  • サイクル 285 を定義する
  • サイクル 287 を呼び出す
  • サイクル 801 で座標系をリセットする

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM SKIV MM

1 BLK FORM CYLINDER Z R400 L20 DIST+0 DI300

2 TOOL CALL "SKIVING"

:工具を呼び出す

3 FUNCTION MODE TURN

:旋削加工モードを有効にする

4 CYCL DEF 801 RESET ROTARY COORDINATE SYSTEM

5 M145

:場合によっては、まだ有効な M144 をキャンセルする

6 FUNCTION TURNDATA SPIN VCONST: OFF VC:200 S200

:一定の切削速度はオフ

7 L X+0 Y+0 R0 FMAX

:工具を加工中心にプリポジショニングする

8 L Z+50 R0 FMAX

:工具をスピンドル軸にプリポジショニングする

9 CYCL DEF 285 DEFINE GEAR ~

Q551=+0

;STARTING POINT IN Z ~

Q552=-20

;END POINT IN Z ~

Q540=+4

;MODULE ~

Q541=-76

;NUMBER OF TEETH ~

Q542=+0

;OUTSIDE DIAMETER ~

Q563=+9

;TOOTH HEIGHT ~

Q543=+0

;TROUGH-TIP CLEARANCE ~

Q544=+0

;ANGLE OF INCLINATION

10 CYCL DEF 287 GEAR SKIVING ~

QS240="Skiv.TAB"

;CUTS/TABLE ~

Q584=+1

;NO. OF FIRST CUT ~

Q585=+99

;NO. OF LAST CUT ~

Q200=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q260=+50

;CLEARANCE HEIGHT ~

Q545=-20

;TOOL LEAD ANGLE ~

Q546=+0

;CHANGE ROTATION DIR. ~

Q547=+0

;ANG. OFFSET, SPINDLE ~

Q550=+1

;MACHINING SIDE ~

Q533=-1

;PREFERRED DIRECTION ~

Q530=+1

;INCLINED MACHINING ~

Q253=+2222

;F PRE-POSITIONING ~

Q586=+1.5

;FIRST INFEED ~

Q587=+0.1

;LAST INFEED ~

Q588=+2

;FIRST FEED RATE ~

Q589=+1

;LAST FEED RATE ~

Q580=+0.2

;FEED-RATE ADAPTION ~

Q466=+0.1

;OVERRUN PATH

11 L X+0 Y+0 R0 FMAX M136

12 CYCL CALL M303

:サイクルの呼出し、スピンドルはオン

13 CYCL DEF 801 RESET ROTARY COORDINATE SYSTEM

14 M305

15 FUNCTION MODE MILL

:フライス加工モードを有効にする

16 M140 MB MAX

:工具を工具軸で退避する

17 L A+0 C+0 R0 FMAX

:回転をリセットする

18 M30

:プログラムラン終了

19 END PGM SKIV MM

技術表 SKIV.TAB

NR

FEED

INFEED

dY

dK

PGM

0

0,233

1,497

0

0

1

0,251

1,265

0

0

2

0,265

1,117

0

0

3

0,278

1.01

0

0

4

0,288

0.93

0

0.001

5

0,298

0,866

0

-0,001

6

0,307

0,813

0.01

0

7

0.15

0.77

-0.01

0

8

0.1

0,732

0

0

TNC:\Skiving\Prog_contour.h

プロファイルプログラム

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM PROG_CONTOUR MM

1 QL0 = +0

; Z1

2 QL1 = +0.03

; Y1

3 QL2 = -10

; Z2

4 QL3 = +0

; Y2

5 QL4 = -20

; Z3

6 QL5 = +0.03

; Y3

8 FN 9: IF Q550 EQU +0 GOTO LBL "machSideNeg"

; 加工する側の選択

9 FN 23: QL10 = CDATA QL0

; 3 つの円点からの円データ、QL10 = 円の中心点 Z; QL11 = 円の中心点 X; QL12 = 円半径

10 L YQL1 ZQL0

11 CR YQL5 ZQL4 RQL12 DR+

12 FN 9: IF +0 EQU +0 GOTO LBL "END"

13 LBL "machSideNeg"

14 QL1 = -QL1

15 QL3 = -QL3

16 QL5 = -QL5

17 FN 23: QL10 = CDATA QL0

;3 つの円点からの円データ

18 L YQL1 ZQL0

19 CR YQL5 ZQL4 RQL12 DR-

20 LBL "END"

21 END PGM PROG_CONTOUR MM