サイクル 26 AXIS-SPEC. SCALING

ISO プログラミング

NC 構文は平文でのみ使用可能。

用途

サイクル 26 を使用すると、収縮の係数や許容値の係数を軸ごとに考慮することができます。

スケーリング係数は NC プログラム内で定義したときから有効になります。これは手動モードのアプリケーションMDIでも作用します。追加のステータス表示にアクティブなスケーリング係数が表示されます。

リセット

対応する軸に対して、サイクル 11 SCALING を係数 1 でプログラミングし直します。

注意事項

  • このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
  • 輪郭は中心から延長されるか、中心へ圧縮されます。つまり、サイクル 11 SCALING のように、必ずしも現在のゼロ点が基点となるわけではありません。

プログラミングの注意事項

  • 円経路用の位置のある座標軸は、様々な係数を用いて延長または圧縮してはなりません。
  • それぞれの座標軸には、軸固有のスケーリング係数を入力することができます。
  • さらに、すべてのスケーリング係数に対して中心の座標をプログラミングすることができます。

サイクルパラメータ

補助図

パラメータ

軸と係数?

座標軸をアクションバーの選択機能で選択します。軸固有の延長または圧縮の係数を入力します。

入力:0.000001...99.999999

中心座標延長?

軸固有の延長または圧縮の中心

入力:-999999999...+999999999

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 CYCL DEF 26.0 AXIS-SPEC. SCALING

12 CYCL DEF 26.1 X1.4 Y0.6 CCX+15 CCY+20