機械パラメータ
用途
機械パラメータでコントローラの動作を設定できます。そのために、コントローラには「ユーザー用MP」アプリケーションと「設定者用MP」アプリケーションがあります。「ユーザー用MP」アプリケーションは、コード番号を入力しなくてもいつでも選択できます。
機械メーカーは、どの機械パラメータにこのアプリケーションを含めるかを定義します。ハイデンハインは「設定者用MP」アプリケーションに標準範囲を設けています。以下の内容では、「設定者用MP」アプリケーションの標準範囲のみを扱っています。
関連項目
- 「設定者用MP」アプリケーションの機械パラメータのリスト
機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要
追加ドキュメント「機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要」には、次の機能の概要が含まれます:
- 「設定者用MP」アプリケーションの機械パラメータ
- NC 機能 FN 14: ERROR (ISO:D14) の事前定義されたエラー番号
- NC 機能 FN 18: SYSREAD (ISO:D18) および SYSSTR を使用して読み出すことができるシステムデータ
ID:1445456-xx
このドキュメントは、ハイデンハインのホームページから無料でダウンロードできます。
条件
- コード番号 123
- 「設定者用MP」アプリケーションの内容が機械メーカーによって定義されている
機能説明
この機能には、次のように移動します:
設定 マシンパラメータ 設定者用MP
コントローラは「マシンパラメータ」グループに、現在の権限で選択可能なメニュー項目のみを表示します。
機械パラメータ用のアプリケーションを開くと、設定エディタが表示されます。
設定エディタには以下の作業エリアがあります:
- 詳細
- 文書
- リスト
作業エリア「リスト」を閉じることはできません。
設定エディタのエリア
- 選択した機械パラメータが表示されている「設定者用MP」アプリケーション
設定エディタには以下のエリアが表示されます:
1 | 「検索」列 以下の基準で前方または後方に検索できます:
コントローラは結果を一覧表示します。 |
2 | |
3 | ナビゲーション列 コントローラには以下のナビゲーション方法があります:
|
4 | コンテンツ列 コンテンツ列には、検索またはナビゲーション列で選択するオブジェクト、機械パラメータまたは変更内容が表示されます。 |
5 |
アイコン、ボタン、およびショートカット
設定エディタには以下のアイコンとボタン、ショートカットキーがあります:
アイコン、ボタン、またはショートカット | 意味 |
---|---|
「列の幅を変更」を有効 / 無効にする 現在選択されている列の幅を変更できます。 表ビューが有効な場合のみ | |
作業エリア「詳細」を開く / 閉じる | |
「構成」ウィンドウを開く / 閉じる | |
「最近の変更」を選択します | |
オブジェクトがある
| |
オブジェクトが空 | |
機械パラメータがある | |
オプションの機械パラメータがない | |
機械パラメータが無効 | |
機械パラメータは読取り可能だが、編集不可 | |
機械パラメータは読取りも編集も不可 | |
機械パラメータでの変更がまだ保存されていない | |
機能 | |
CTRL + N | データオブジェクトリストまたはパラメータリスト内に新しいオブジェクトを作成する |
軸の構成を 確認してください | 機械メーカー専用 |
制御装置パラメータを 計算 | 機械メーカー専用 |
属性 情報 | 機械メーカー専用 |
番号に進む | 「番号を入力し、リストから選択します」ウィンドウが開き、現在選択されているオブジェクトの番号が提案されます。 機械パラメータの番号を入力して、そのパラメータに直接移動できます。 |
保存 | 最後の保存以降に行ったすべての変更が含まれたウィンドウが開きます。 変更内容を保存または破棄できます。 |
表ビューの内容
- 表ビューの作業エリア「リスト」
作業エリア「リスト」の表ビューには、次の情報が表示されます:
1 | グループ名 (キー) キーは表のヘッダーにあります。キーが存在しない場合、ヘッダーは空になります。 |
2 | オブジェクト名 (エンティティ) エンティティは最初の列に左揃えで配置されます。エンティティ名は Cfg で始まります。 |
3 | 機械パラメータの名前 (属性) 属性は最初の列に右揃えで配置されます。 |
4 | 機械パラメータのインデックス インデックスが存在する場合、番号は角括弧で囲まれます。 |
表ビューを使用すると、異なるキーの構成を比較したりできます。
「構成」ウィンドウ
「構成」ウィンドウには、次のスイッチがあります:
- MP説明テキストの表示
このスイッチが有効になっている場合、機械パラメータの説明が有効なダイアログ言語で表示されます。
このスイッチが無効になっている場合、言語に依存しない機械パラメータ名が表示されます。
- ツリービューで表示
このスイッチが有効になっている場合は、ツリービューで機械パラメータが表示されます。
このスイッチが無効になっている場合、構造ビューで機械パラメータが表示されます。
作業エリア「詳細」
お気に入りまたは構成から内容を選択すると、作業エリア「詳細」に以下のような情報が表示されます。
- データオブジェクトリストやパラメータなどのオブジェクトの種類
- 機械パラメータの説明テキスト
- 許可されている入力または必要な入力
- 変更の前提条件 (プログラムランがロックされている、など)
- iTNC 530 の機械パラメータの番号
- オプションの機械パラメータ
この情報は、マシンパラメータをオプションで有効にできる場合に含まれます。
直近の変更内容から内容を選択すると、作業エリア「詳細」に以下の情報が表示されます。
- 最近の変更の連続番号
- これまでの値
- 新しい値
- 変更の日付と時刻
- 機械パラメータの説明テキスト
- 許可されている入力または必要な入力
注意事項
- CFGREAD 機能を使用すると、機械パラメータの値を読み出すことができます。表ビューを使用して、CFGREAD に必要なパラメータを決定します。
- 機械メーカーは、ユーザー管理が有効な場合にどの機械パラメータをユーザーに応じて保存するかを定義します。これらの機械パラメータは、例えばコントローラを再起動することなく、いつでも変更できます。
- 機械メーカーは、機械パラメータ用の追加のアプリケーションを用意しています。
- 機械メーカーが後で機械構成を調整する必要がある場合、機械オペレーターにコストが発生する可能性があります。