例:2 つのドリル穴により回転テーブルの位置を調整する

サイクル 14xx で回転テーブルを調整する場合、パラメータ Q1126 ALIGN ROTARY AXISQ1120 TRANSFER POSITION および Q1121 CONFIRM ROTATION で定義する必要があります。

プログラムラン

  • サイクル 1411 PROBING TWO CIRCLES
    • Q1126=+2:モーションガイドによる回転軸の位置決めTURN
    • Q1120=+3:プロービング点の平均値に対して補正
    • Q1121=+2:回転テーブルの調整を実行し、オフセットを適用します

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM TOUCHPROBE MM

1 TOOL CALL 600 Z

2 TCH PROBE 1411 PROBING TWO CIRCLES ~

Q1100=+25

;1ST POINT REF AXIS ~

Q1101=+15

;1ST POINT MINOR AXIS ~

Q1102=-10

;1ST POINT TOOL AXIS ~

Q1116=+8

;DIAMETER 1 ~

Q1103=+80

;2ND POINT REF AXIS ~

Q1104=+35

;2ND POINT MINOR AXIS ~

Q1105=-10

;2ND POINT TOOL AXIS ~

Q1117=+8

;DIAMETER 2 ~

Q1115=+0

;GEOMETRY TYPE ~

Q423=+4

;NO. OF PROBE POINTS ~

Q325=+0

;STARTING ANGLE ~

Q1119=+360

;ANGULAR LENGTH ~

Q320=+0

;SET-UP CLEARANCE ~

Q260=+50

;CLEARANCE HEIGHT ~

Q1125=+2

;CLEAR. HEIGHT MODE ~

Q309=+0

;ERROR REACTION ~

Q1126=+2

;ALIGN ROTARY AXIS ~

Q1120=+3

;TRANSFER POSITION ~

Q1121=+2

;CONFIRM ROTATION

3 CALL PGM 35

;加工プログラムを呼び出す

4 END PGM TOUCHPROBE MM