中断中に手動で移動

用途

プログラムランの中断中に、機械軸を手動で移動させることができます。

作業平面の傾斜(3D ROT)」ウィンドウで、どの基準系で軸を移動させるかを選択できます (#8 / #1-01-1)

機能説明

手動 トラバース」機能を選択すると、コントローラの軸キーで移動できます。

軸キーによる軸の移動

作業平面の傾斜(3D ROT)」ウィンドウで以下のオプションを選択できます。

アイコン

機能

意味

M-CSマシン

機械座標系 M-CS で移動させる

機械座標系 M-CS

W-CSワーク

ワーク座標系 W-CS で移動

ワーク座標系 W-CS

WPL-CS作業平面

加工面座標系 WPL-CS で移動

加工面座標系 WPL-CS

T-CSツール

工具座標系 T-CS で移動

加工面座標系 WPL-CS

機能の 1 つを選択すると、作業エリア「位置」に該当するアイコンが表示されます。「3Dローテーション」ボタン上に追加で有効な座標系が表示されます。

手動 トラバース」が有効な場合は、コントロールバーにある操作モードのアイコンが変化します。

注意事項

 
注意事項
衝突の危険に注意!
プログラムラン中断中、例えば、傾斜した加工面でドリル穴から退避させるために、手動で軸を移動させることができます。誤った 3D ROT 設定を選択したり、工具を誤った方向に動かすと、衝突のおそれがあります。
  1. できれば T-CS 機能を使用してください
  2. 移動方向を確認してください
  3. わずかな送り速度で移動します
  • 一部の機械では、「手動 トラバース」機能で NC スタートキーを使用して軸キーの使用を許可する必要があります。
  • 機械のマニュアルを参照してください。