サイクル 4 MEASURING IN 3-D
ISO プログラミング
NC 構文は平文でのみ使用可能。
使用
サイクルシーケンス
- コントローラは現在位置から入力された送り速度で、設定したプロービング方向に移動します。プロービング方向はベクトル (X、Y、Z のデルタ値) を用いてサイクル内で指定します
- コントローラが位置を検出した後、プロービング動作は停止します。コントローラはプロービング位置の座標 X、Y、Z を連続する 3 つの Q パラメータに保存します。最初のパラメータの番号はサイクルで定義します。タッチプローブ TS を使用する場合、プロービング結果は較正された中心オフセットで補正されます。
- 最後に、コントローラはプロービング方向とは逆方向にポジショニングを実行します。移動距離はパラメータ MB で設定し、その際に最大で開始位置まで移動します
プリポジショニングの際は、コントローラがプローブ球の中心点を補正せずに、定義された位置へ移動することに注意してください。
注意事項
- すべてのプロービング点に到達できることを確認してください
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL および FUNCTION MODE TURN でのみ実行できます。
- タッチプローブは最大で後退距離 MB 分だけ戻りますが、測定の開始点は越えません。それにより、後退時に衝突が生じないようになっています。
- コントローラは基本的に必ず連続する 4 つの Q パラメータを記述することに注意してください。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
---|---|
結果用パラメータ番号? コントローラが最初の算出された座標 (X) の値を割り当てる Q パラメータの番号を入力します。Y と Z の値および反応は直後の Q パラメータに入っています。 入力:0...1999 | |
X 軸における相対的測定行程? タッチプローブが移動する方向ベクトルに占める X の割合。 入力:-999999999...+999999999 | |
Y 軸における相対的測定行程? タッチプローブが移動する方向ベクトルに占める Y の割合。 入力:-999999999...+999999999 | |
Z 軸における相対的測定行程? タッチプローブが移動する方向ベクトルに占める Z の割合。 入力:-999999999...+999999999 | |
最大測定行程? タッチプローブが始点から方向ベクトル上を移動する移動距離を入力します。 入力:-999999999...+999999999 | |
送り速度 測定 測定送り速度 (mm/min) を入力します。 入力:0...3000 | |
最大収縮距離? スタイラスが偏向された後のプロービング方向と逆方向の移動距離。 入力:0...999999999 | |
基準方式? (0=実/1=基準) プロービング結果を入力座標系 (実) と機械座標系 (基準) のどちらに保存するかを指定します: 0:測定結果を実座標系に保存します 1:測定結果を基準座標系に保存します 入力:0、1 |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TCH PROBE 4.0 MEASURING IN 3-D |
12 TCH PROBE 4.1 Q1 |
13 TCH PROBE 4.2 IX-0.5 IY-1 IZ-1 |
14 TCH PROBE 4.3 ABST+45 F100 MB50 REFERENCE SYSTEM:0 |