座標定義の基本事項

ワークのプログラミングは、経路動作と目標座標を定義することによって行います。

図面上の寸法に応じて、絶対値またはインクリメンタル値を使用したカーテシアン座標または極座標を使用します。

カーテシアン座標

用途

カーテシアン座標系は、互いに直交する 2 本または 3 本の軸で構成されます。カーテシアン座標は、軸の交点にある座標系のゼロ点を基準にします。

カーテシアン座標を使用すると、3 つの軸値を定義することにより、空間内の 1 つの点を特定することができます。

機能説明

NC プログラムで、直線 L などを使用して、リニア軸 XYZ の値を定義します。

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 L X+60 Y+50 Z+20 RL F200

プログラミングされた座標はモーダルに作用します。ある軸の値が変わらない場合、その値をそれ以降の経路動作で定義し直す必要はありません。

極座標

用途

極座標はカーテシアン座標系の 3 つの平面の 1 つで定義します。

極座標は先に定義しておいた極を基準にします。この極を基準にして、その極までの間隔と、角度基準軸との間に形成される角によって 1 つの点を定義します。

機能説明

極座標は次のような状況で使用できます:

  • 円経路上の点
  • 穴円などの角度が指定されたワーク図面

2 本の軸のカーテシアン座標を使用して極 CC を定義します。これらの軸により平面と角度基準軸が決まります。

極は NC プログラム内でモーダルに作用します。

角度基準軸はその平面に対して次のように作用します:

平面

角度基準軸

XY

+X

YZ

+Y

ZX

+Z

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 CC X+30 Y+10

極座標半径 PR は極を基準にしています。PR は極と点の間隔を指定します。

極座標角度 PA は角度基準軸と点の間の角度を指定します。

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 LP PR+30 PA+10 RR F300

プログラミングされた座標はモーダルに作用します。ある軸の値が変わらない場合、その値をそれ以降の経路動作で定義し直す必要はありません。

絶対入力

用途

絶対入力は常に原点を基準にします。カーテシアン座標では原点はゼロ点になり、極座標では極および角度基準軸になります。

機能説明

絶対入力はコントローラが位置決めする点を指定します。

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 L X+10 Y+10 RL F200 M3

:点 1 に位置決めする

12 L X+30 Y+20

:点 2 に位置決めする

13 L X+50 Y+30

:点 3 に位置決めする

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 CC X+45 Y+25

:2 本の軸のカーテシアン座標で極を定義する

12 LP PR+30 PA+0 RR F300 M3

:点 1 に位置決めする

13 LP PA+60

:点 2 に位置決めする

14 LP PA+120

:点 3 に位置決めする

15 LP PA+180

:点 4 に位置決めする

インクリメンタル入力

用途

インクリメンタル入力は常に最後にプログラミングした座標を基準としています。これはカーテシアン座標では軸 XYZ の値で、極座標では極座標半径 PR および極座標角度 PA の値です。

機能説明

インクリメンタル入力はコントローラが位置決めする値を指定します。その際、最後にプログラミングされた座標が座標系の仮想ゼロ点になります。

インクリメンタル座標は、それぞれの軸指定の前に I で定義します。

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 L X+10 Y+10 RL F200 M3

:絶対値で点 1 に位置決めする

12 L IX+20 IY+10

:インクリメンタル値で点 2 に位置決めする

13 L IX+20 IY+10

:インクリメンタル値で点 3 に位置決めする

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 CC X+45 Y+25

:2 本の軸のカーテシアン座標と絶対値で極を定義する

12 LP PR+30 PA+0 RR F300 M3

:絶対値で点 1 に位置決めする

13 LP IPA+60

:インクリメンタル値で点 2 に位置決めする

14 LP IPA+60

:インクリメンタル値で点 3 に位置決めする

15 LP IPA+60

:インクリメンタル値で点 4 に位置決めする