プロトコルファイル AFC2.DEP

用途

ティーチインカット実行中は、各加工セクションについての様々な情報がファイル <name>.H.AFC2.DEP に保存されます。<name> は、ティーチインカットを実行した NC プログラムの名前に対応しています。制御の際にデータが更新され、各種評価が実行されます。

条件

  • ソフトウェアオプション Adaptive Feed Contr. (#45 / #2-31-1)

機能説明

ファイル AFC2.DEP には以下の情報が含まれます:

機能

NR

加工セクションの番号

TOOL

加工セクションの実行に使用した工具の番号あるいは名前

IDX

加工セクションの実行に使用した工具のインデックス

SNOM

スピンドルの目標回転数 [rpm]

SDIFF

スピンドル回転数と目標回転数の最大差 (%)

CTIME

加工時間 (アクセス中のワークピース)

FAVG

平均的な送り速度 (アクセス中のワークピース)

FMIN

発生した最小送り速度係数。プログラミングされている送り速度に関して、パーセントで値を表示します

PMAX

加工時に発生した最大スピンドルパワー。スピンドルの定格パワーに関して、パーセントで値を表示します

PREF

スピンドルの標準負荷。スピンドルの定格パワーに関して、パーセントで値を表示します

OVLD

コントローラが過負荷時に行った反応:

  • M:機械メーカーが定義したマクロを実行
  • S:直ちに NC ストップを実行
  • F:工具が材料内にない場合は、NC 停止を実行
  • E:スクリーンにエラーメッセージを表示
  • L:現在の工具をロックしました
  • -:過負荷反応を実行していません

BLOCK

加工セクションが開始するブロック番号

 
Tip

制御装置は制御中に、実際の加工時間と、その結果節約できた時間 (パーセント) を求めます。評価の結果は、制御装置がプロトコルファイルの最後の行に、 totalsaved のキーワードではさんで記入します。時間の収支決算が正であれば、パーセントも正です。

注意事項

作業エリア「ファイル」の設定では、「ファイル管理」に依存ファイルを表示するかどうかを選択できます。

ファイル管理のエリア