FFN 14: ERROR を使用してエラーメッセージを出力する
用途
FN 14: ERROR 機能で、機械メーカーまたはハイデンハインが指定するエラーメッセージの出力をプログラム制御することができます。
関連項目
- ハイデンハインによって割り当てられたエラー番号
- FUNCTION REPORT でエラーメッセージを出力する
- 通知メニューのエラーメッセージ
機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要
追加ドキュメント「機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要」には、次の機能の概要が含まれます:
- 「設定者用MP」アプリケーションの機械パラメータ
- NC 機能 FN 14: ERROR (ISO:D14) の事前定義されたエラー番号
- NC 機能 FN 18: SYSREAD (ISO:D18) および SYSSTR を使用して読み出すことができるシステムデータ
ID:1445456-xx
このドキュメントは、ハイデンハインのホームページから無料でダウンロードできます。
機能説明
プログラムランまたはシミュレーションで FN 14: ERROR 機能が処理されると、加工が中断し、指定のメッセージが表示されます。それに続いて NC プログラムを再スタートさせる必要があります。
希望のエラーメッセージのエラー番号を定義します。
エラー番号は次のようにグループ化されています:
エラー番号領域 | エラーメッセージ |
---|---|
0~999 | 機械によって異なるダイアログ |
1000~2999 | コントローラによって異なるダイアログ |
3000~9999 | 機械によって異なるダイアログ |
10 000 以降 | コントローラによって異なるダイアログ |
機械のマニュアルを参照してください。
0 から 999 および 3000 から 9999 までのエラー番号は、機械メーカーによって定義されます。
入力
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 FN 14: ERROR=1000 | :エラーメッセージを FN 14 で出力する |
この機能には、次のように移動します:
NC機能を挿入 すべての機能 FN 特殊機能 FN 14 ERROR
NC 機能には以下の構文要素が含まれます。
構文要素 | 意味 |
---|---|
FN 14: ERROR | エラーメッセージの出力用の構文のオープナー |
番号 | エラーメッセージの番号 数字または数値パラメータ |
注意事項
コントローラとソフトウェアバージョンによっては、すべてのエラーメッセージが表示されるわけではないことに注意してください。