FN 18: SYSREAD を使用してシステムデータを読み取る

用途

FN 18: SYSREAD 機能を使用すると、数のシステムデータを読み取って変数に保存できます。

関連項目

 
Manual

機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要

追加ドキュメント「機械パラメータ、エラー番号、システムデータの概要」には、次の機能の概要が含まれます:

  • 設定者用MP」アプリケーションの機械パラメータ
  • NC 機能 FN 14: ERROR (ISO:D14) の事前定義されたエラー番号
  • NC 機能 FN 18: SYSREAD (ISO:D18) および SYSSTR を使用して読み出すことができるシステムデータ

ID:1445456-xx

このドキュメントは、ハイデンハインのホームページから無料でダウンロードできます。

TNCguide

機能説明

システムデータは、FN 18: SYSREADNC プログラムの単位に関係なく、常にメートル法で出力されます。

入力

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 FN 18: SYSREAD Q25 = ID210 NR4 IDX3

:Z 軸の有効なスケーリング係数を Q25 に保存する

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 FN 特殊機能 FN 18 SYSREAD

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

FN 18: SYSREAD

システムデータの読み取り用の構文のオープナー

パラメータ

情報が保存される数値パラメータ

ID

システムデータのグループ番号

数字または数値パラメータ

NR

システムデータ番号

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

IDX

インデックス

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

.

工具のシステムデータのサブインデックス

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

注意事項

また、TABDATA READ を使用して、有効な工具表からデータを読み出すこともできます。その際に、表の値が NC プログラムの単位に自動的に変換されます。

TABDATA READ による表の値の読取り