サイクル 0 REF. PLANE

ISO プログラミング

G55

用途

タッチプローブサイクルは、選択可能な軸方向においてワークピースの任意の位置を算出します。

 
Tip

ハイデンハインでは、サイクル 0 REF. PLANE の代わりに、機能的により優れたサイクル 1400 位置プロービング の使用を推奨します:

サイクルシーケンス

  1. タッチプローブは 3D 動作で、サイクルでプログラミングしたプリポジション 1 に早送り (FMAX 列の値) で接近します。
  2. 続いて、タッチプローブはプロービングプロセスをプロービング送り速度 (F 列) で実行します。プロービング方向はサイクル内で指定する必要があります。
  3. コントローラが位置を検出した後、タッチプローブはプロービングプロセスの開始点に戻り、測定した座標が Q パラメータに保存されます。さらにコントローラは、スイッチ信号の時点でのタッチプローブの位置の座標をパラメータ Q115Q119 に保存します。このパラメータの値に関して、スタイラスの長さと半径は考慮されません。

注意事項

 
注意事項
衝突の危険に注意!
タッチプローブが 3D 動作で早送りにより、サイクルでプログラミングしたプリポジションに移動します。事前に工具がある位置によっては、衝突の危険があります。
  1. このため、プログラミングしたプリポジションに接近する際に衝突が起こらないようにプリポジショニングしてください
  • このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。

サイクルパラメータ

補助図

パラメータ

結果用パラメータ番号?

座標の値が割り当てられる Q パラメータの番号を入力します。

入力:0...1999

プローブ 軸/プローブ方向?

軸キーまたはアルファベットキーボードとプロービング方向の符号でプローブ軸を入力します。

入力:–、+

位置-規定値?

軸キーまたはアルファベットキーボードで、タッチプローブのプリポジショニングに必要な全座標を入力します。

入力:-999999999...+999999999

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 TCH PROBE 0.0 REF. PLANE Q9 Z+

12 TCH PROBE 0.1 X+99 Y+22 Z+2