基本座標系 B-CS

用途

基本座標系 B-CS では、ワークの位置と向きを定義します。3D タッチプローブなどを使用して値を算出します。値は基準点表に保存されます。

機能説明

基本座標系 B-CS の特徴

基本座標系 B-CS は 3 次元のカーテシアン座標系で、その座標原点はキネマティクス記述の最後になります。

機械メーカーは B-CS の座標原点と向きを定義します。

基本座標系 B-CS での変換

基準点表の次の列は基本座標系 B-CS で作用します:

  • X
  • Y
  • Z
  • SPA
  • SPB
  • SPC

ユーザーは、3D タッチプローブなどを使用してワーク座標系 W-CS の位置と向きを算出します。算出された値は基本変換として基準点表の B-CS に保存されます。

基準点管理

 
Machine

基準点表の「基本 変換」列は、機械メーカーが機械に合わせて設定します。

注意事項

注意事項

機械メーカーはパレット基準点表で追加の基本変換を定義できます。

 
注意事項
衝突の危険に注意!
機械によっては、追加のパレット基準点表が使用できる場合があります。機械メーカーが定義したパレット基準点表の値は、ユーザーが定義した基準点表からの値よりも優先されます。作業エリア「位置」には、パレット基準点が有効か、どのパレット基準点が有効かが表示されます。パレット基準点表の値は「設定」アプリケーション外では表示や編集ができないため、あらゆる動作中に衝突が生じるおそれがあります。
  1. 機械メーカーの説明書をよく読んでください
  2. パレットを使用する場合にのみパレット基準点を使用します
  3. パレットの基準点を変更する場合は、必ず機械メーカーと相談してください。
  4. 編集する前に、「設定」アプリケーションでパレット基準点を確認します。