工具の作成最初の手順:工具の作成

この章では、サンプル工具を使用して工具を作成する方法を説明します。

工具を作成するには、次の手順が必要です:

  • 工具を準備する
  • Tool_management」アプリケーションと作業エリア「フォーム」を開く
  • 工具マネージャに工具を挿入する
  • 工具を定義する
  • ポケット表に工具を挿入する

コントローラが工具の位置決め、修正、シミュレーションなどをできるように、工具を作成する必要があります。

サンプル工具

工具

パラメータ

Name

MILL_D12

L

+120

R

+6

R2

+0

TYP

荒削りフライス (MILL_R)

LCUTS

+20

LU

28

RN

4.8

R-TIP

0

T-ANGLE

+0

CUTS

4

工具を準備する

次のように工具を準備します:

  1. ツールホルダに必要な工具をクランプします
  2. 工具を測定します (プリセット装置などを使って)
  3. パラメータをメモします
  4. 工具の準備は完了です。
 
Tip
  • コントローラの工具タッチプローブを使用して工具を測定できます。
  • ワークのタッチプローブサイクル

  • 工具タッチプローブを使用せずに工具を測定する方法もあります。
  • 罫書きによる工具の測定

  • すべてのパラメータを測定することは不可能で、また測定する必要もありません。一部の値は工具カタログなどに記載されています。

Tool_management」アプリケーションと作業エリア「フォーム」を開く

工具管理」アプリケーションの作業エリア「」および「フォーム

Tool_management」アプリケーションで、操作モード「テーブル」で工具を挿入します。作業エリア「フォーム」で工具パラメータを定義します。作業エリア「フォーム」で、選択した工具タイプの必要なパラメータが表示されます。

Tool_management」アプリケーションと作業エリア「フォーム」を次のように開きます:

    1. 操作モード「テーブル」を選択します
    2. 操作モード「テーブル」が表示されます。
    3. Tool_management」を選択します
    4. Tool_management」アプリケーションが表示されます。

    1. アプリケーションバーで「ワークスペース」を選択します
    2. フォーム」を選択します
    3. 作業エリア「フォーム」が開きます。

    工具マネージャに工具を挿入する

    次のように工具を挿入します:

      1. 編集」を有効にします

      1. 工具を挿入」を選択します
      2. 工具を挿入」ウィンドウが開きます。
      3. 工具タイプを選択します (「荒削りフライス (MILL_R)」など)
      4. 必要に応じて行番号を入力します

      1. OK」を選択します
      2. 新しい工具が挿入されます。

      工具を定義する

      測定されたパラメータを使用して工具を次のように定義します:

      1. 工具名 NAME を入力します (MILL_D12 など)
      2. 工具長さ L を入力します (120 など)
      3. 工具半径 R を入力します (6 など)
      4. 切刃長さ LCUTS を入力します (20 など)
      5. 使用可能長さ LU を入力します (28 など)
      6. ネック半径 RN を入力します (4,8 など)
      7. 刃数 CUTS を入力します (4 など)
      8. 入力されたパラメータとともに工具が保存されます。
       
      Tip

      入力されたパラメータとともに、工具が作業エリア「シミュレーション」に正しく表示されます。

      作業エリア シミュレーション

      すべての機能を利用するには、追加のパラメータを定義する必要があります (衝突監視用の工具キャリアキネマティクス KINEMATIC など)。工具タイプに応じて、必要なパラメータが異なります。

      工具パラメータ

      ポケット表に工具を挿入する

       
      Machine

      機械のマニュアルを参照してください。

      ポケット表 tool_p.tch へのアクセスは機械によって異なります。

      作業エリア「ポケットテーブル」が開いた「」アプリケーション

      ポケット表 tool_p.tch には工具マガジンのポケット配列が含まれています。工具を交換できるように、ポケット表に工具を挿入する必要があります。工具は機械の中に格納されていなければなりません。

      次のようにポケット表に工具を挿入します:

      1. ポケットテーブル」アプリケーションを選択します
      2. ポケットテーブル」アプリケーションが表示されます。
      3. 作業エリア「」で希望のポケット番号を選択します
      4. 作業エリア「フォーム」を開きます

      1. 編集 を有効にする
      2. 工具番号 T を選択します
      3. 工具の選択」ウィンドウが開きます。
      4. 希望の工具を選択します

      1. OK を選択します
      2. ポケット表に工具が挿入されます。
      3. 必要に応じて、追加のパラメータを定義します (ポケットを予約するなど)