自由に定義可能な表 *.tab

用途

自由に定義できる表では、任意の情報を NC プログラムから保存して、読み取れます。これには、NC 機能 FN 26FN 28 が使用できます。

機能説明

自由に定義可能な表を作成する場合、さまざまな表テンプレートを選択できます。

機械メーカーは独自の表テンプレートを作成し、コントローラに保存することができます。

自由に定義可能な表を作成したら、表のプロパティを変更できます。表のプロパティは、「LAYOUT」アプリケーションで変更します。

LAYOUT」アプリケーションには、表の列が行単位で表示されます。

LAYOUT」アプリケーション内の自由に定義可能な表
作業エリア「」の自由に定義可能な表

表の列のプロパティ

表のプロパティを変更する場合、各列には、次のプロパティが含まれます。

コラム

意味

Name

列の名前

Width

列の最大行数

Default

それぞれの新しい行のデフォルト値

オプションの入力

Type

Type」列には、次の選択オプションがあります。

  • TEXT:テキスト入力
  • SIGN: 符号 + または -
  • BIN:バイナリ数
  • DEC:正の整数
  • HEX:16 進数
  • INT:整数
  • LENGTH:不動小数点数 (mm またはインチ)
  •  
    Tip

    インチプログラムから自由に定義可能な表に値を書き込むと、コントローラが値を変換します。

  •  
    Tip

    単位がインチの場合、列の小数点以下の桁数は定義した桁より 1 つ多くなります。

  • FEED: 送り速度(mm/min または 0.1 インチ/min)
  • IFEED:送り速度 (mm/min または inch/min)
  •  
    Tip

    単位がインチの場合、列の小数点以下の桁数は定義した桁より 1 つ多くなります。

  • FLOAT:浮動小数点数
  • BOOL:真理値
  • INDEX:インデックス
  • TSTAMPHH:MM:SS DD.MM.YYYY の形式の時刻と日付
  • UPTEXT:大文字のテキスト入力
  • PATHNAME:パス名
 
Tip

BIN, DEC および HEX データ型の列では、値を 2 進数、正の整数、または 16 進数として指定できます。入力された値は、その列のデータ型に変換されます。

Precision

小数点以下の最大桁数

自由に定義可能な表のプロパティを変更する

次のように新しい列を追加します。

  1. 空の自由に定義可能な表を開きます

  1. 表の特性を変更する」を選択します
  2. LAYOUT」アプリケーションが開きます。

  1. 編集」を有効にします

  1. 行(複数)を 挿入」を選択します
  2. 行(複数)を挿入」ウィンドウが開きます。
  3. 列名を入力します
  4. コラムの種類 を選択します
  5. 選択メニューが開きます。
  6.  
    Tip

    後で列名や列タイプを変更することはできません。

  7. 希望の列タイプを選択します
  8. 表の列のプロパティ

  1. OK を選択します
  2. 表の末尾に新しい行が挿入されます。

  1. Width」列で表の列の最大文字数を定義します (例:12)。
  2. 必要に応じて、「Default」列で値を定義します。
  3. Precision」列では、小数点以下の桁数を定義します (例:3)。

  1. 変更の保存」を選択します
  2. レイアウトの変更を保存」ウィンドウが開きます。

  1. OK を選択します
  2. LAYOUT」アプリケーションが閉じます。

注意事項

  • 表および列の名前の頭文字は欧文文字でなければならず、「+」などの演算記号は名前に使用できません。これらの記号が名前に含まれていると、SQL コマンドにより、データの読込みおよび読出し時に問題が生じることがあります。
  • SQL 文による表へのアクセス

  • 作業エリア「」の列の順序は、「LAYOUT」アプリケーションの行の順序に依存しません。作業エリア「」で列の順序を変更できます。
  • 作業エリア「表」での設定