再使用のための NC モジュール
用途
最大 2000 の連続する NC ブロックを NC モジュールとして保存でき、プログラミング中に「NC機能を挿入」ウィンドウを使用して挿入できます。呼び出す NC プログラムとは反対に、NC モジュールは挿入後に、元のモジュールを変えずに調整できます。
関連項目
- 「NC機能を挿入」ウィンドウ
- NC ブロックをコンテキストメニューでマークし、コピーする
- NC プログラムを変更せずに呼び出す
機能説明
NC モジュールは、操作モード「エディタ」および「MDI」アプリケーションで使用できます。
NC モジュールは完全な NC プログラムとして TNC:\system\PGM-Templates フォルダに保存されます。サブフォルダを作成して、NC モジュールをソートすることもできます。
NC モジュールを作成するには、次の方法があります:
- マークした NC ブロックを「NCシーケンスの作成」ボタンで保存します
- 新しい NC プログラムを TNC:\system\PGM-Templates フォルダに作成します
- 既存の NC プログラムを TNC:\system\PGM-Templates フォルダにコピーします
最初の NC モジュールを「NCシーケンスの作成」ボタンで作成し、その後で TNC:\system\PGM-Templates フォルダを作成する必要があります。
NC モジュールを「NCシーケンスの作成」ボタンで作成すると、「NCシーケンスの保存」ウィンドウが開きます。
「NCシーケンスの保存」ウィンドウには次の入力オプションがあります。
- NC モジュールの名前を定義する
- NC モジュールの保存場所を選択する
TNC:\system\PGM-Templates フォルダにサブフォルダを作成した場合、すべてのフォルダを含む選択メニューが表示されます。
「NCシーケンス」の下の「NC機能を挿入」ウィンドウに、すべてのフォルダと NC モジュールがアルファベット順に表示されます。希望の NC モジュールをカーソル位置に挿入し、NC プログラムで調整できます。
- 「NC機能を挿入」ウィンドウの NC モジュール
NC モジュールを操作モード「エディタ」で独自のタブとして開くと、NC モジュールの内容をいつでも変更できます。
ユーザー定義のフォルダアイコンを追加する
NC モジュールのサブフォルダにユーザー定義のフォルダアイコンを設定できます。
フォルダアイコンは次のように設定します:
- 操作モード「ファイル」を選択します
- TNC:\system\PGM-Templates フォルダ内のサブフォルダを開きます
- 目的のフォルダアイコンを foldericon.svg という名前で挿入します
- 「NC機能を挿入」ウィンドウの「NCシーケンス」エリアにユーザー定義のフォルダアイコンが表示されます。
Dark Mode では他のフォルダアイコンを foldericon-dark.svg という名前で保存できます。
注意事項
- NC モジュールは必ず同じ単位の NC プログラムに挿入します
- 入力値を点検して、必要に応じて修正します
- フォルダ内の各 NC モジュールに一意の名前を定義する必要があります。NC モジュールを既存の名前で保存しようとすると、「NCシーケンスの上書き」ウィンドウが開きます。既存の NC モジュールを上書きするかを確認するメッセージが表示されます。
- 「NC機能を挿入」ウィンドウで NC モジュール を右にドラッグすると、次のファイル機能を使用できます。
- 編集
- 名前の変更
- 削除
- 書込み保護を有効または無効にする
- 操作モード「ファイル」でパスを開く
- お気に入りとしてマークする
これらのファイル機能の一部は、コンテキストメニューを使用しても選択できます。
- NC モジュールが書き込み保護されている場合、名前の変更や削除はできません。NC モジュールを編集することはできますが、変更後は新しいファイルとして保存することしかできません。
書き込み保護が有効になっている場合、NC モジュールの横にアイコンが表示されます。
- 「NC/PLC Backup」機能でパーティション TNC: をバックアップすると、そのバックアップには NC モジュールも含まれます。
- NC プログラムにおけるミリメートル値の入力範囲は、インチ値の入力範囲よりも大きくなっています。NC モジュールのミリメートル値がインチプログラムの入力範囲を超えると、エラーメッセージが表示されます。
- ユーザー定義のフォルダアイコンは最大 32 x 32 dp (デバイスに依存しないピクセル) に拡大縮小されます。