サイクル 8 MIRROR IMAGE
ISO プログラミング
G28
用途
コントローラは加工面での加工を鏡像として実行することができます。
鏡映は NC プログラム内で定義したときから有効になります。これは手動モードのアプリケーションMDIでも作用します。追加のステータス表示にアクティブな鏡映軸が表示されます。
- 1 つの軸だけをミラーリングする場合、工具の回転方向が変化します。それは SL サイクルには当てはまりません。
- 2 つの軸をミラーリングする場合、工具の回転方向は変化しません。
鏡化の結果はゼロ点の位置に依存します。
- ミラーリングする輪郭上にゼロ点がある場合:要素はゼロ点で直接ミラーリングされます。
- ミラーリングする輪郭の外側にゼロ点がある場合:要素も他の位置に移動されます。
リセット
サイクル 8 MIRROR IMAGE を NO ENT の入力により新たにプログラミングします。
関連項目
- TRANS MIRROR によるミラーリング
注意事項
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
Tip
傾斜したシステムで、サイクル 8 で作業しているときには、次の手順に注意してください。
- まず旋回動作をプログラミングし、その後にサイクル 8 MIRROR IMAGE を呼出します。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
---|---|
ミラーイメージ軸? ミラーリング対象の軸を入力します。回転軸も含めてすべての軸をミラーリングできますが、スピンドル軸とその副軸は例外です。最大 3 本の NC 軸の入力が許可されています。 入力:X、Y、Z、U、V、W、A、B、C |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
Tip
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 CYCL DEF 8.0 MIRROR IMAGE |
12 CYCL DEF 8.1 X Y Z |