BLK FORM FILE によるブランクとしての STL ファイル
用途
STL 形式の 3D モデルをブランクとして、また、任意で完成部品として統合することができます。この機能は、NC プログラムに加えて必要な 3D モデルがここで利用できるため、特に CAM プログラムに関して便利です。
条件
- ASCII 形式の STL ファイルごとに最大 20 000 個の三角形
- バイナリ形式の STL ファイルごとに最大 50 000 個の三角形
機能説明
NC プログラムの寸法は、3D モデルの寸法と同じ場所から取得されます。
入力
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
1 BLK FORM FILE "TNC:\CAD\blank.stl" TARGET "TNC:\CAD\finish.stl" | :ブランクおよび完成部品としての STL ファイル |
この機能には、次のように移動します:
NC機能を挿入 すべての機能 特殊機能 プログラムの既定値 ワークブランクの定義(BLK FORM) BLK FORM FILE
NC 機能には以下の構文要素が含まれます。
構文要素 | 意味 |
---|---|
BLK FORM FILE | ブランクとしての STL ファイル用の構文のオープナー |
ファイル または QS | STL ファイルのパス |
TARGET | 完成部品としての STL ファイル オプションの構文要素 |
ファイル または QS | STL ファイルのパス 固定または可変のパス |
注意事項
- 作業エリア「シミュレーション」では、ワークピースの現在の表示を STL ファイルでエクスポートできます。この機能では、複数の加工工程がある半完成部品など、加工途中の 3D モデルを作成できます。
- ブランクと完成部品をリンクさせると、シミュレーションでモデルを比較して、残りの材料を簡単に認識できます。
- バイナリ形式の STL ファイルは、ASCII 形式の STL ファイルよりも速くロードされます。
- コントローラまたは NC プログラムで寸法単位「インチ」が有効な場合でも、コントローラは 3D ファイルの寸法を「mm」で解釈します。