概要
軸を正しく位置決めするには、明確な座標が必要です。明確な座標は、定義された値の他に、それらの値が適用される基準系も必要とします。
コントローラは以下の基準系を区別します:
略語 | 意味 | 詳細情報 |
---|---|---|
M-CS | 機械座標系 machine coordinate system | |
B-CS | 基本座標系 basic coordinate system | |
W-CS | ワーク座標系 workpiece coordinate system | |
WPL-CS | 加工面座標系 working plane coordinate system | |
I-CS | 入力座標系 input coordinate system | |
T-CS | 工具座標系 tool coordinate system |
用途に応じてさまざまなな基準系が使用されます。それにより、例えば工具は常に同じ位置で交換して、NC プログラムの加工はワーク位置に合わせて変えることなどができます。
基準系は互いに重なり合った構成になっています。その場合、機械座標系 M-CS が参照基準系になります。次の基準系の位置と向きは、それを基準にして変換によって特定されます。
定義
変換
並進変換は、数直線に沿ったシフトを可能にします。回転変換は、1 つの点を中心とした回転を可能にします。