サイクル 12 PGM CALL

ISO プログラミング

G39

使用

任意の NC プログラム (例えば特殊なドリル加工サイクルや形状モジュール) を加工サイクルと同等に扱うことができます。その場合は、その NC プログラムをサイクルと同じように呼び出します。

関連項目

注意事項

  • このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILLFUNCTION MODE TURNFUNCTION MODE GRIND および FUNCTION DRESS で実行できます。
  • サイクル 12 によるプログラム呼出しの場合、Q パラメータは原則としてグローバルに有効です。そのため、呼び出される NC プログラム内の Q パラメータでの変更が呼び出す NC プログラムにも作用している場合がありますのでご注意ください。

プログラミングの注意事項

  • 呼び出された NC プログラムは、コントローラの内部メモリに保存されていなければなりません。
  • プログラム名だけを入力する場合は、サイクルとして定義した NC プログラムが、呼び出す NC プログラムと同じディレクトリになければなりません。
  • サイクルに指定した NC プログラムが、呼び出す NC プログラムと同じディレクトリにない場合は、パス名全体 (例:TNC:/KLAR35/FK1/50.H) を入力してください。
  • DIN/ISO プログラムをサイクルとして定義する場合は、プログラム名の後ろに「.I」のファイルタイプを入力します。

サイクルパラメータ

補助図

パラメータ

プログラム名

呼び出す NC プログラムの名前を、必要に応じてパスと一緒に入力します。

呼び出す NC プログラムのアクションバーでファイル選択を選択します。

以下を使用して NC プログラムを呼び出します:

  • CYCL CALL (個別の NC ブロック) または
  • M99 (ブロック単位)、または
  • M89 (位置決めブロックの後に毎回実行される)

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

NC プログラム 1_Plate.h をサイクルとして定義し、M99 で呼び出す

11 CYCL DEF 12.0 PGM CALL

12 CYCL DEF 12.1 PGM TNC:\nc_prog\demo\OCM\1_Plate.h

13 L X+20 Y+50 R0 FMAX M99