ホブ切りの例
以下の NC プログラムではサイクル 880 GEAR HOBBING が使用されます。この例は、モジュール = 2.1 による斜歯歯車の加工を示しています。
プログラムラン
- 工具呼出し:歯切り加工カッター
- 旋削加工モードを開始する
- 安全な位置に接近する
- サイクルの呼出し
- サイクル 801 および M145 で座標系をリセットする
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
0 BEGIN PGM 8 MM | |||
1 BLK FORM CYLINDER Z R42 L150 | |||
2 FUNCTION MODE MILL | :フライス加工モードを有効にする | ||
3 TOOL CALL "GEAD_HOB" | :工具を呼び出す | ||
4 FUNCTION MODE TURN | :旋削加工モードを有効にする | ||
5 CYCL DEF 801 RESET ROTARY COORDINATE SYSTEM | |||
6 M145 | :場合によっては、まだ有効な M144 をキャンセルする | ||
7 FUNCTION TURNDATA SPIN VCONST:OFF S50 | :一定の切削速度はオフ | ||
8 M140 MB MAX | :工具の退避 | ||
9 L A+0 R0 FMAX | :回転軸を 0 に設定する | ||
10 L X+250 Y-250 R0 FMAX M303 | :後の加工側で加工面の工具をプリポジショニング、スピンドルはオン | ||
11 L Z+20 R0 FMAX | :工具をスピンドル軸にプリポジショニングする | ||
12 M136 | :送り速度 (mm/rev) | ||
13 CYCL DEF 880 GEAR HOBBING ~ | |||
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14 CYCL CALL | :サイクルの呼出し | ||
15 CYCL DEF 801 RESET ROTARY COORDINATE SYSTEM | |||
16 M145 | :サイクルで有効な M144 をオフにする | ||
17 FUNCTION MODE MILL | :フライス加工モードを有効にする | ||
18 M140 MB MAX | :工具を工具軸で退避する | ||
19 L A+0 C+0 R0 FMAX | :回転をリセットする | ||
20 M30 | :プログラムラン終了 | ||
21 END PGM 8 MM |