パレット基準点表

用途

パレット基準点を使用すると、例えば、機械的な要因による個々のパレット間の違いを簡単に補正することが可能です。

機械メーカーはパレット基準点表を定義します。

機能説明

パレット基準点が有効な場合、ワーク基準点はそれを基準にします。

パレット表の PALPRES 列で、パレットに対して関連するパレット基準点を入力することができます。

また、クランクタワーの中心にパレット基準点を設定することで、パレット上の座標系全体を調整することもできます。

パレット基準点が有効な場合、作業エリア「位置」に有効なパレット基準点の番号を示すアイコンが表示されます。

作業エリア 位置

設定」アプリケーションで有効なパレット基準点と定義済みの値を確認することができます。

操作モード「手動」のタッチプローブ機能

注意事項

 
注意事項
衝突の危険に注意!
機械によっては、追加のパレット基準点表が使用できる場合があります。機械メーカーが定義したパレット基準点表の値は、ユーザーが定義した基準点表からの値よりも優先されます。作業エリア「位置」には、パレット基準点が有効か、どのパレット基準点が有効かが表示されます。パレット基準点表の値は「設定」アプリケーション外では表示や編集ができないため、あらゆる動作中に衝突が生じるおそれがあります。
  1. 機械メーカーの説明書をよく読んでください
  2. パレットを使用する場合にのみパレット基準点を使用します
  3. パレットの基準点を変更する場合は、必ず機械メーカーと相談してください。
  4. 編集する前に、「設定」アプリケーションでパレット基準点を確認します。
 
注意事項
衝突の危険に注意!
有効なパレット基準点による基本回転が行われても、ステータス表示にアイコンは表示されません。この後に続くあらゆる軸動作の際に衝突のおそれがあります。
  1. 編集する前に、「設定」アプリケーションでパレット基準点を確認します
  2. 機械の移動動作を点検する
  3. パレット基準点はパレットと必ず組み合わせて使用してください

パレット基準点が変更されたら、ワーク基準点を新たに設定する必要があります。

基準点を手動で設定する