サイクル 292 ヘリカル加工の例

以下の NC プログラムではサイクル 292 CONTOUR.TURNG.INTRP. が使用されます。この例は、回転フライススピンドルによる外側輪郭の加工を示しています。

プログラムラン

  • 工具呼出し:カッター D20
  • サイクル 32 TOLERANCE
  • サイクル 14 の輪郭を参照
  • サイクル 292 CONTOUR.TURNG.INTRP.

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM 6 MM

1 BLK FORM CYLINDER Z R25 L40

2 TOOL CALL 10 Z S111

:工具呼出し:エンドミル D20

* - ...

:サイクル 32 で公差を指定

3 CYCL DEF 32.0 TOLERANZ

4 CYCL DEF 32.1 T0.05

5 CYCL DEF 32.2 HSC-MODE:1

6 CYCL DEF 14.0 CONTOUR GEOMETRY

7 CYCL DEF 14.1 CONTOUR LABEL1

8 CYCL DEF 292 CONTOUR.TURNG.INTRP. ~

Q560=+1

;SPINDLE COUPLING ~

Q336=+0

;ANGLE OF SPINDLE ~

Q546=+3

;CHANGE TOOL DIRECTN. ~

Q529=+0

;MACHINING OPERATION ~

Q221=+0

;SURFACE OVERSIZE ~

Q441=+1

;INFEED ~

Q449=+15000

;FEED RATE ~

Q491=+15

;CONTOUR START RADIUS ~

Q357=+2

;CLEARANCE TO SIDE ~

Q445=+50

;CLEARANCE HEIGHT ~

Q592=+1

;TYPE OF DIMENSION

9 L Z+50 R0 FMAX M3

:工具軸でプリポジショニング、スピンドルはオン

10 L X+0 Y+0 R0 FMAX M99

:加工面で回転中心点にプリポジショニング、サイクル呼出し

11 M30

:プログラムラン終了

12 LBL 1

:LBL1 は輪郭を含む

13 L Z+2 X+15

14 L Z-5

15 L Z-7 X+19

16 RND R3

17 L Z-15

18 RND R2

19 L X+27

20 LBL 0

21 END PGM 6 MM