サイクル 1 POLAR DATUM
ISO プログラミング
NC 構文は平文でのみ使用可能。
使用
サイクルシーケンス
- タッチプローブは 3D 動作で、サイクルでプログラミングしたプリポジション 1 に早送り (FMAX 列の値) で接近します。
- 続いて、タッチプローブはプロービングプロセスをプロービング送り速度 (F 列) で実行します。プロービングプロセスのとき、コントローラは同時に 2 つの軸で移動します (プローブ角度に依存)。プロービング方向はサイクル内で極角度を用いて指定する必要があります。
- コントローラが位置を検出した後、タッチプローブはプロービングプロセスの開始点に戻ります。スイッチ信号の時点でのタッチプローブの位置の座標がパラメータ Q115 ~ Q119 に保存されます。
注意事項
注意事項
衝突の危険に注意!
タッチプローブが 3D 動作で早送りにより、サイクルでプログラミングしたプリポジションに移動します。事前に工具がある位置によっては、衝突の危険があります。
- このため、プログラミングしたプリポジションに接近する際に衝突が起こらないようにプリポジショニングしてください
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
- サイクルで定義したプローブ軸でプローブ面が決まります:
プローブ軸 X:X/Y 面
プローブ軸 Y:Y/Z 面
プローブ軸 Z:Z/X 面
サイクルパラメータ
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
Tip
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TCH PROBE 1.0 POLAR DATUM |
12 TCH PROBE 1.1 X ANGLE:+30 |
13 TCH PROBE 1.2 X+0 Y+10 Z+3 |