例:OCM 図形サイクルによる輪郭

次の NC プログラムでは、OCM サイクルを使用します。加工はアイランドの粗加工および仕上加工を含みます。

プログラムラン

  • 工具呼出し:粗加工カッター Ø 8 mm
  • サイクル 1271 を定義する
  • サイクル 1281 を定義する
  • サイクル 272 を定義して呼び出す
  • 工具呼出し:仕上加工カッター Ø 8 mm
  • サイクル 273 を定義して呼び出す
  • サイクル 274 を定義して呼び出す

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM OCM_FIGURE MM

1 BLK FORM 0.1 Z X+0 Y+0 Z-30

2 BLK FORM 0.2 X+100 Y+100 Z+0

3 TOOL CALL 4 Z S8000 F1500

:工具呼出し、直径 8 mm

4 L Z+100 R0 FMAX M3

5 CYCL DEF 1271 OCM RECTANGLE ~

Q650=+1

;FIGURE TYPE ~

Q218=+60

;FIRST SIDE LENGTH ~

Q219=+60

;2ND SIDE LENGTH ~

Q660=+0

;CORNER TYPE ~

Q220=+2

;CORNER RADIUS ~

Q367=+0

;POCKET POSITION ~

Q224=+30

;ANGLE OF ROTATION ~

Q203=+0

;SURFACE COORDINATE ~

Q201=-10

;DEPTH ~

Q368=+0.5

;ALLOWANCE FOR SIDE ~

Q369=+0.5

;ALLOWANCE FOR FLOOR ~

Q260=+100

;CLEARANCE HEIGHT ~

Q578=+0.2

;INSIDE CORNER FACTOR

6 CYCL DEF 1281 OCM RECTANGLE BOUNDARY ~

Q651=+100

;LENGTH 1 ~

Q652=+100

;LENGTH 2 ~

Q654=+0

;POSITION REFERENCE ~

Q655=+0

;SHIFT 1 ~

Q656=+0

;SHIFT 2

7 CYCL DEF 272 OCM ROUGHING ~

Q202=+20

;PLUNGING DEPTH ~

Q370=+0.4

;TOOL PATH OVERLAP ~

Q207=+6800

;FEED RATE MILLING ~

Q568=+0.6

;PLUNGING FACTOR ~

Q253=AUTO

;F PRE-POSITIONING ~

Q200=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q438=-0

;ROUGH-OUT TOOL ~

Q577=+0.2

;APPROACH RADIUS FACTOR ~

Q351=+1

;CLIMB OR UP-CUT ~

Q576=+10000

;SPINDLE SPEED ~

Q579=+0.7

;PLUNGING FACTOR S ~

Q575=+1

;INFEED STRATEGY

8 L X+50 Y+50 R0 FMAX M99

:位置決めおよびサイクル呼出し

9 TOOL CALL 24 Z S10000 F2000

:工具呼出し、直径 8 mm

10 L Z+100 R0 FMAX M3

11 CYCL DEF 273 OCM FINISHING FLOOR ~

Q370=+0.8

;TOOL PATH OVERLAP ~

Q385=AUTO

;FINISHING FEED RATE ~

Q568=+0.3

;PLUNGING FACTOR ~

Q253=AUTO

;F PRE-POSITIONING ~

Q200=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q438=+4

;ROUGH-OUT TOOL ~

Q595=+1

;STRATEGY ~

Q577=+0.2

;APPROACH RADIUS FACTOR

12 L X+50 Y+50 R0 FMAX M99

:位置決めおよびサイクル呼出し

13 CYCL DEF 274 OCM FINISHING SIDE ~

Q338=+15

;INFEED FOR FINISHING ~

Q385=AUTO

;FINISHING FEED RATE ~

Q253=AUTO

;F PRE-POSITIONING ~

Q200=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q14=+0

;ALLOWANCE FOR SIDE ~

Q438=+4

;ROUGH-OUT TOOL ~

Q351=+1

;CLIMB OR UP-CUT

14 L X+50 Y+50 R0 FMAX M99

:位置決めおよびサイクル呼出し

15 M30

:プログラムラン終了

16 END PGM OCM_FIGURE MM