サイクル 13 ORIENTATION
ISO プログラミング
G36
用途
Machine
機械のマニュアルを参照してください。
機械とコントローラの準備は必ず機械メーカーに依頼します。
コントローラは工作機械のメインスピンドルを制御し、それを角度により特定された位置に回転させることができます。
スピンドル位置制御は、例えば次の場合に必要です。
- 工具に対して特定の交換位置が要求される工具交換システムの場合
- 赤外線伝送装置付き 3D タッチプローブの送信/受信ウィンドウの調整用
コントローラは M19 または M20 (機械に依存) をプログラミングすることにより、サイクル内に定義した角度位置をポジショニングします。
あらかじめサイクル 13 を定義しないで M19 または M20 をプログラミングする場合、コントローラは機械メーカーが設定している角度値にメインスピンドルをポジショニングします。
注意事項
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL、FUNCTION MODE TURN、FUNCTION MODE GRIND および FUNCTION DRESS で実行できます。
- 加工サイクル 202、204 および 209 で内部的にサイクル 13 が使用されます。NC プログラムでは、上記のいずれかの加工サイクルの後に、サイクル 13 をプログラミングし直さねばならない場合がありますのでご注意ください。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
---|---|
方向付け角度 加工面の角度基準軸を基準とした角度を入力します。 入力:0...360 |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
Tip
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 CYCL DEF 13.0 ORIENTATION |
12 CYCL DEF 13.1 ANGLE180 |