例:サイクル 28 による円筒表面

 
Tip
  • 円筒が回転テーブルの中心にクランプされていること
  • 機械に B ヘッドおよび C テーブルが付いていること
  • 基準点が回転テーブルの中心にあること
  • 中心点経路の記述が輪郭サブプログラムにあること

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM 4 MM

1 BLK FORM CYLINDER Z R25 L100

2 TOOL CALL 3 Z S2000

:工具呼出し、工具軸 Z、直径 7

3 L Z+250 R0 FMAX M3

:工具の退避

4 PLANE SPATIAL SPA+0 SPB+90 SPC+0 TURN MB MAX FMAX

:旋回

5 CYCL DEF 14.0 CONTOUR GEOMETRY

6 CYCL DEF 14.1 CONTOUR LABEL1

7 CYCL DEF 28 CYLINDRICAL SURFACE SLOT ~

Q1=-7

;MILLING DEPTH ~

Q3=+0

;ALLOWANCE FOR SIDE ~

Q6=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q10=-4

;PLUNGING DEPTH ~

Q11=+100

;FEED RATE FOR PLNGNG ~

Q12=+250

;FEED RATE F. ROUGHNG ~

Q16=+25

;RADIUS ~

Q17=+1

;TYPE OF DIMENSION ~

Q20=+10

;SLOT WIDTH ~

Q21=+0.02

;TOLERANCE

8 L C+0 R0 FMAX M99

:回転テーブルのプリポジショニング、サイクルの呼出し

9 L Z+250 R0 FMAX

:工具の退避

10 PLANE RESET TURN MB MAX FMAX

:元の位置に旋回、PLANE 機能のキャンセル

11 M30

:プログラムラン終了

12 LBL 1

:輪郭サブプログラム、中心点経路の記述

13 L X+60 Y+0 RL

:回転軸のデータ (mm) (Q17=1)

14 L Y-35

15 L X+40 Y-52.5

16 L X-70

17 LBL 0

18 END PGM 4 MM