サイクル 285 DEFINE GEAR (#157 / #4-05-1)
ISO プログラミング
G285
注意事項
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL および FUNCTION MODE TURN でのみ実行できます。
- このサイクルは DEF アクティブです。CALL アクティブの加工サイクルを実行するときに初めて、この Q パラメータの値が読み込まれます。サイクル定義の後、加工サイクルの呼出しの前に、この入力パラメータを上書きすると、歯車の形状が変わります。
- 工具表で工具をフライス加工工具として定義します。
プログラミングの注意事項
- モジュールと歯数の指定は必須です。歯先円直径と歯の高さを 0 で定義した場合、標準の走行歯車 (DIN 3960) が作成されます。この規格から外れた歯車を作成する場合は、歯先円直径 Q542 と歯の高さ Q563 を用いて相応の形状を記述します。
- 2 つの入力パラメータ Q541 と Q542 の符号が矛盾する場合、エラーメッセージが表示されて、中断されます。
- 歯先円直径が歯底円直径よりも大きく、内歯でも同じであることに注意してください。
内歯の例:歯先円直径 -40 mm、歯底円直径 -45 mm の場合でも、歯先円直径が歯底円直径よりも大きくなっています。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
---|---|
Q551 Zの開始点? Z での歯切り工程の始点 入力:-99999.9999...+99999.9999 | |
Q552 Zの終了点? Z での歯切り工程の終点 入力:-99999.9999...+99999.9999 | |
Q540 モジュール? 歯車のモジュール 入力:0...99.999 | |
Q541 歯数? 歯の数。このパラメータは Q542 によって異なります。 +:歯数が正で、パラメータ Q542 も正の場合は、外歯になります -:歯数が負で、パラメータ Q542 も負の場合は、内歯になります 入力:-99999...+99999 | |
Q542 外側の直径? 歯車の歯先円直径。このパラメータは Q541 によって異なります。 +:歯先円直径が正で、パラメータ Q541 も正の場合は、外歯になります -:歯先円直径が負で、パラメータ Q541 も負の場合は、内歯になります 入力:-9999.9999...+9999.9999 | |
Q563 歯の高さ? 歯の下端から歯の上端までの間隔。 入力:0...999.999 | |
Q543 谷から先端までの安全距離? 製作する歯車の歯先円と逆歯車の歯底円の間の間隔。 入力:0...9.9999 | |
Q544 勾配の角度? 斜歯歯車で歯が軸方向に対して傾斜している角度。平歯車の場合、この角度は 0° です。 入力:-60...+60 |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 CYCL DEF 285 DEFINE GEAR ~ | ||
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