シリアルデータ転送
用途
TNC7 は、シリアルデータ転送に伝送プロトコル LSV2 を自動的に使用します。機械パラメータ baudRateLsv2 (No. 106606) のボーレートを除いて、LSV2 プロトコルのパラメータは固定設定されています。
機能説明
機械パラメータ RS232 (No. 106700) では、もう 1 つの伝送方法 (インターフェース) を指定できます。以下で説明する設定オプションは、それぞれ新たに設定したインターフェースで有効になります。
それに続く機械パラメータで以下の設定を定義できます:
機械パラメータ | 設定 |
---|---|
baudRate (No. 106701) | データ転送速度 (ボーレート) 入力:BAUD_110、BAUD_150、BAUD_300、 BAUD_600、 BAUD_1200、BAUD_2400、BAUD_4800、BAUD_9600、 BAUD_19200、BAUD_38400、BAUD_57600、BAUD_115200 |
protocol (No. 106702) | データ転送プロトコル
入力:STANDARD、BLOCKWISE、RAW_DATA |
dataBits (No. 106703) | 転送された各文字のデータビット 入力:7 ビット、8 ビット |
parity (No. 106704) | パリティビットによる転送エラーのテスト
入力:NONE、EVEN、ODD |
stopBits (No. 106705) | スタートビットと 1 つまたは 2 つのストップビットを使用して、受信者はシリアルデータ伝送時に、伝送された各符号に同期できます。 入力:1 ストップビット、2 ストップビット |
flowControl (No. 106706) | ハンドシェイクにより、2 台の機器がデータ伝送の制御を実行します。 ソフトウェアハンドシェイクとハードウェアハンドシェイクが区別されます。
入力:NONE、RTS_CTS、XON_XOFF |
fileSystem (No. 106707) | シリアルインターフェース用のファイルシステム
特別なファイルシステムが必要でない場合は、この機械パラメータは不要です。 入力:EXT、FE1 |
bccAvoidCtrlChar (No. 106708) | Block Check Character (BCC) はブロック検査文字です。BCC はエラーの検出を楽にするために、任意で伝送ブロックに追加されます。
入力:TRUE、FALSE |
rtsLow (No. 106709) | このオプションのパラメータを使用して、RTS ラインが静止状態でどのレベルであるべきかを指定します。
入力:TRUE、FALSE |
noEotAfterEtx (No. 106710) | このオプションのパラメータを使用して、ETX 文字 (End of Text) の受信後に EOT 文字 (End of Transmission) を送信すべきかどうかを指定します。
入力:TRUE、FALSE |
例
PC ソフトウェア TNCserver でのデータ転送用に、機械パラメータ RS232 (No. 106700) で以下の設定を定義します:
パラメータ | 選択 |
---|---|
データ伝送速度 (ボー) | TNCserver の設定と一致している必要があります |
データ伝送プロトコル | BLOCKWISE |
伝送された各符号のデータビット | 7 ビット |
パリティ確認の種類 | EVEN |
ストップビット数 | 1 ストップビット |
ハンドシェイクの種類 | RTS_CTS |
ファイル操作用ファイルシステム | FE1 |
TNCserver は PC ソフトウェア TNCremo の一部です。