輪郭への再接近
用途
以下の状況では、「復帰 位置」機能によって工具がワークの輪郭に接近します:
- 内部 停止以外での中断中、機械軸を移動させた後の再接近
- 例えば内部 停止による中断後の、ブロックスキャン時の再接近
- プログラム中断中に制御回路が開かれた後で、軸の位置が変わった場合 (機械によって異なります)
関連項目
- プログラムラン中断時の手動による移動
- 機能「ブロックスキャン」
機能説明
「手動 トラバース」ボタンを選択した場合、このボタンのテキストが「アプローチ 位置」に変わります。
「アプローチ 位置」を選択すると、「輪郭に戻るための軸シーケンス:」ウィンドウが開きます。
「輪郭に戻るための軸シーケンス:」ウィンドウ
- 「輪郭に戻るための軸シーケンス:」ウィンドウ
「輪郭に戻るための軸シーケンス:」ウィンドウに、プログラムランを実行する適切な位置にまだ到達していない軸がすべて表示されます。
移動の順番のための接近ロジックが提供されます。工具軸の工具が接近ポイントより下にある場合、工具軸が最初の移動方向となります。 軸を自分で選択した順番で移動させることもできます。
再接近時に手動軸が関与している場合は、接近ロジックは提供されません。手動軸を正しい位置に配置するとすぐに、残りの軸に対する接近ロジックが提供されます。
自分で選択した順番での軸の接近
以下のように自分で選択した順番で軸を接近させます: | ||
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手動軸の接近
以下のように手動軸を接近させます: | ||
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注意事項
機械メーカーは機械パラメータ restoreAxis (No. 200305) で、輪郭に再接近する際の軸の順序を定義します。
説明
手動軸
手動軸は、オペレータが位置決めする必要のある非駆動軸です。