メニュー項目機械設定

用途

設定」アプリケーションのメニュー項目「機械設定」で、シミュレーションとプログラムランの設定を定義できます。

機能説明

この機能には、次のように移動します:

設定 機械設定 機械設定

測定単位」エリア

測定単位」エリアで測定単位 mm または inch を選択できます。

  • メートル法:例えば X = 15.789 (mm)。小数点以下 3 桁の表示
  • インチ法:例えば X = 0.6216 (inch)。小数点以下 4 桁の表示

インチ表示がアクティブになっているときは、送り速度も inch/min で表示されます。インチプログラムでは送り速度を 10 倍大きく入力する必要があります。

チャンネル設定

チャンネル設定が操作モード「エディタ」用、および操作モード「手動」と「プログラム実行」用に別個に表示されます。

以下の設定を定義できます:

設定

意味

アクティブキネマティクス

アクティブキネマティクス」機能で、機械とシミュレーションのキネマティクスに対して変更ができます。それによって、例えば他の機械用にプログラミングされている NC プログラムをテストできます。

使用可能なすべてのキネマティクスを含む選択メニューが表示されます。機械メーカーは、どのキネマティクスを選択可能にするかを定義します。

作業エリア「機械     =」の「シミュレーション」モードにアクティブなキネマティクスが表示されます。

工具使用ファイルを作成します

コントローラは工具使用ファイルで工具使用テストを実行できます。

工具使用テスト

工具使用ファイルが生成されるタイミングを選択します:

  • しない
  • 工具使用ファイルは生成されません。

  • ONCE
  • NC プログラムのシミュレーションまたは処理を次回行ったときに、1 度だけ工具使用ファイルが作成されます。

  • ALWAYS
  • NC プログラムのシミュレーションまたは処理を行うたびに、工具使用ファイルが作成されます。

制限を通過

制限を通過」機能により、軸の移動可能距離を制限します。すべての軸に移動距離の限界値を定義して、例えば割出し装置の衝突を防止します。

制限を通過」機能は、以下の表の内容で構成されています:

意味

アクティブなキネマティクスの各軸が 1 行に表示されます。

ステータス

片方または両方の限界値を定義した場合、内容「有効」または「無効」が表示されます。

下限値

この列で、軸の移動距離の下限値を定義します。小数点以下 4 桁まで入力できます。

上限値

この列で、軸の移動距離の上限値を定義します。小数点以下 4 桁まで入力できます。

定義された移動距離の限界値は、コントローラの再起動後でも有効で、表からすべての値を削除するまで有効なままです。

移動距離の限界値には以下の基本条件が適用されます:

  • 下限値は上限値より小さくなければならない。
  • 下限値と上限値の両方が 0 であってはならない。

モジュロ軸の移動距離の限界値には、さらに別の条件が適用されます。

モジュロ軸でのソフトウェアリミットスイッチに関する注意事項

注意事項

 
注意事項
衝突の危険に注意!
保存されているすべてのキネマティクスをアクティブな機械キネマティクスとして選択することもできます。その後、すべての手動動作と加工は選択したキネマティクスで実行されるようになります。その後のあらゆる軸動作の際に衝突のおそれがあります。
  1. アクティブキネマティクス」機能をシミュレーションにのみ使用します
  2. アクティブキネマティクス」機能をアクティブな機械キネマティクスの選択に必要な場合のみ使用します
  • 機械メーカーはオプションの機械パラメータ enableSelection (No. 205601) で、「アクティブキネマティクス」機能内でそのキネマティクスが選択可能かどうかを各キネマティクスに対して定義します。
  • +-*/() キーを使って、数の入力フィールド内で計算できます。
  • 工具使用ファイルを操作モード「テーブル」で開くことができます。
  • 工具使用ファイル

  • NC プログラムに対して工具使用ファイルが作成された場合、表「T 適用結果」と「装着リスト」に内容が含まれています (#93 / #2-03-1)
  • T 適用結果 (#93 / #2-03-1)

  • 装着リスト (#93 / #2-03-1)