プログラミング可能なファイル機能

用途

プログラミング可能なファイル機能によって、NC プログラムからファイルを管理することができます。ファイルを開いたり、コピーしたり、削除したりできます。これにより、例えば部品の図面を測定プロセス中にタッチプローブサイクルで開くことができます。

機能説明

OPEN FILE でファイルを開く

OPEN FILE 機能では、NC プログラムからファイルを開くことができます。

OPEN FILE を定義すると、ダイアログが続行され、STOP をプログラミングできます。

この機能では、手動でも開くことができるすべての形式のファイルを開くことができます。

ファイルタイプ

このファイル形式で最後に使用した HEROS ツールで、そのファイルが開きます。開いたことのないファイル形式でも、この形式で複数の HEROS ツールが使用できる場合、プログラムランが中断され、「Application?」ウィンドウが開きます。「Application?」ウィンドウで、ファイルを開く HEROS ツールを選択します。この選択が保存されます。

次のファイル形式では、ファイルを開くために複数の HEROS ツールが使用できます。

  • CFG
  • SVG
  • BMP
  • GIF
  • JPG/JPEG
  • PNG
 
Tip

プログラムランの中断を防いだり、他の HEROS ツールを選択するには、ファイルマネージャで該当するファイル形式を 1 度開きます。あるファイル形式で複数の HEROS ツールが使用できる場合、ファイルマネージャで HEROS ツールをいつでも選択し、ファイルを開くことができます。

ファイルマネージャ

入力

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 OPEN FILE "FILE1.PDF" STOP

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 すべての機能 選択 OPEN FILE

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

OPEN FILE

機能ファイルを開くための構文のオープナー

ファイル または QS

開くファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

STOP

プログラムランまたはシミュレーションの中断

オプションの構文要素

FUNCTION FILE でファイルをコピー、移動または削除する

NC プログラムからファイルをコピー、移動または削除するための以下の機能が用意されています:

NC 機能

説明

FUNCTION FILE COPY

この機能でファイルをターゲットファイルにコピーします。ターゲットファイルの内容が置き換えられます。

この機能では、両方のファイルのパスを指定する必要があります。

FUNCTION FILE MOVE

この機能でファイルをターゲットファイルに移動します。ターゲットファイルの内容が置き換えられ、移動するファイルが削除されます。

この機能では、両方のファイルのパスを指定する必要があります。

FUNCTION FILE DELETE

この機能で選択したファイルを削除します。

この機能では、削除するファイルのパスを指定する必要があります。

入力

ファイルをコピー

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 FUNCTION FILE COPY "FILE1.PDF" TO "FILE2.PDF"

NC プログラムからファイルをコピーする

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 すべての機能 特殊機能 機能 ファイル機能 FILE FUNCTION FILE COPY

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

FUNCTION FILE COPY

ファイルをコピーする機能用の構文のオープナー

ファイル または QS

コピーするファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

TO ファイル または QS

置換するファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

ファイルの移動

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 FUNCTION FILE MOVE "FILE1.PDF" TO "FILE2.PDF"

NC プログラムからファイルを移動する

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 すべての機能 特殊機能 機能 ファイル機能 FILE FUNCTION FILE MOVE

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

FUNCTION FILE MOVE

ファイルを移動する機能用の構文のオープナー

ファイル または QS

移動するファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

TO ファイル または QS

置換するファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

ファイルを削除します

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 FUNCTION FILE DELETE "FILE1.PDF"

NC プログラムからファイルを削除する

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 すべての機能 特殊機能 機能 ファイル機能 FILE FUNCTION FILE DELETE

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

FUNCTION FILE DELETE

ファイルを削除する機能用の構文のオープナー

ファイル または QS

削除するファイルのパス

固定または可変のパス

選択ウィンドウを使った選択が可能

注意事項

 
注意事項
データの消失に注意してください。
FUNCTION FILE DELETE 機能でファイルを削除する場合、そのファイルはごみ箱に移動しません。ファイルは完全に削除されます。
  1. この機能は、必要でなくなったファイルの場合にのみ使用してください
  • ファイルを選択するには、次の方法があります:
      • ファイルパスを入力します
      • 選択ウィンドウでファイルを選択します
      • ファイルパスまたはサブプログラムの名前を QS パラメータで定義します
      • 呼び出されるファイルが呼び出すファイルと同じフォルダにある場合は、ファイル名のみを入力することができます。

  • 呼び出される NC プログラムでファイル機能を呼び出す NC プログラムに適用すると、エラーメッセージが表示されます。
  • 存在しないファイルをコピーまたは移動しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
  • 削除すべきファイルがない場合は、エラーメッセージは表示されません。