ドレッシングサイクルの例

このプログラムの例は、ドレッシングモードを示します。

NC プログラムでは、以下の研削サイクルが使用されます:

  • サイクル 1030 ACTIVATE WHEEL EDGE
  • サイクル 1010 DRESSING DIAMETER

プログラムラン

  • フライス加工モードを開始する
  • 工具呼出し:軸付砥石
  • サイクル 1030 ACTIVATE WHEEL EDGE を定義する
  • 工具呼出し:ドレッシング工具 (機械的な工具交換はなく計算上の切替えのみ)
  • サイクル 1010 DRESSING DIAMETER
  • FUNCTION DRESS END を有効にする

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

0 BEGIN PGM DRESS_CYCLE MM

1 BLK FORM 0.1 Z X-9.6 Y-25.1 Z-33

2 BLK FORM 0.2 X+9.6 Y+25.1 Z+1

3 FUNCTION MODE MILL

4 TOOL CALL 501 Z S20000

:工具呼出し、研削ホイール

5 M140 MB MAX

6 L Z+200 R0 FMAX M3

7 FUNCTION DRESS BEGIN

:ドレッシングプロセスの有効化

8 CYCL DEF 1030 ACTIVATE WHEEL EDGE ~

Q1006=+5

;WHEEL EDGE

9 TOOL CALL 507

:工具呼出し、ドレッシング工具

10 L X+5 R0 F2000

11 L Y+0 R0

12 L Z-5 M8

13 CYCL DEF 1010 DRESSING DIAMETER ~

Q1013=+0

;DRESSING AMOUNT ~

Q1018=+300

;DRESSING FEED RATE ~

Q1016=+1

;DRESSING STRATEGY ~

Q1019=+2

;NUMBER INFEEDS ~

Q1020=+3

;IDLE STROKES ~

Q1022=+0

;COUNTER FOR DRESSING ~

Q330=-1

;TOOL ~

Q1011=+0

;FACTOR VC

14 FUNCTION DRESS END

:ドレッシングプロセスの無効化

15 M30

:プログラムラン終了

16 END PGM DRESS_CYCLE MM