サイクル 462 CALIBRATION OF A TS IN A RING
ISO プログラミング
G462
使用
機械のマニュアルを参照してください。
較正サイクルを開始する前に、タッチプローブを希望の測定高さで較正リングの中央にプリポジショニングする必要があります。
プローブ球半径を較正するときは、自動プロービングルーチンを実行します。最初の実行では、較正リングまたはスタッドの中心を測定し (予備測定)、タッチプローブを中心に位置決めします。その後、較正プロセス自体 (精密測定) を行い、プローブ球半径を測定します。タッチプローブで反転測定が可能な場合は、次の実行で中心オフセットが特定されます。
較正プロセス中に自動的に測定プロトコルが作成されます。このプロトコルには、TCHPRAUTO.html という名前が付いています。このファイルの保存場所は出力ファイルの保存場所と同じです。測定プロトコルはコントローラでブラウザを使って表示できます。1 つの NC プログラムで複数のサイクルがタッチプローブの較正に使用される場合、すべての測定プロトコルが TCHPRAUTO.html にあります。
タッチプローブの向きにより、較正ルーチンが決まります。
- 向きが調整できない、または 1 方向でのみ可能:予備測定と精密測定を行い、有効なプローブ球半径を測定します (tool.t の列 R)
- 2 方向での調整が可能 (例えばハイデンハインのケーブルタッチプローブ):予備測定と精密測定の後、タッチプローブが 180° 回転し、さらに 4 つのプロービングルーチンを実行します。反転測定により、半径に加えて中心オフセット (タッチプローブ表 CAL_OF) が算出されます
- 任意の向きの調整が可能 (例えばハイデンハインの赤外線タッチプローブ):プロービングルーチン:「2 方向での調整が可能」を参照
注意事項
プローブ球の中心オフセットを求めるには、機械メーカーによるコントローラの準備が必要です。
タッチプローブの向きを調整できるか、どのように調整できるかは、ハイデンハインのタッチプローブではあらかじめ定義されています。他のタッチプローブは、機械メーカーによって設定されます。
ハイデンハインでは、ハイデンハイン製のタッチプローブを使用する場合のみ、タッチプローブサイクルの機能を保証します。
- タッチプローブサイクルを使用する前に、次のサイクルをアクティブにしないでください:
- サイクル 7 DATUM SHIFT
- サイクル 8 MIRROR IMAGE
- サイクル 10 ROTATION
- サイクル 11 SCALING
- サイクル 26 AXIS-SPEC. SCALING
- 座標変換を事前にリセットします
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL および FUNCTION MODE TURN でのみ実行できます。
- 中心オフセットは、適切なタッチプローブを使用しないと求められません。
- 較正プロセス中に自動的に検定表が作成されます。 このプロトコルには、TCHPRAUTO.html という名前が付いています。
プログラミングの注意事項
- サイクル定義の前に、タッチプローブ軸を定義するために工具呼出しをプログラミングしておく必要があります。
サイクルパラメータ
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TCH PROBE 462 CALIBRATION OF A TS IN A RING ~ | ||
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