この例では、いくつかの制御構造が結合され、ネスティングされます:

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

 0 BEGIN PGM EXAMPLE MM

 1 * - ...

:プログラムは硬化したワークの仕上げフライス加工に使用されます

 2 Q1400 = +19.995

:公差下限

 3 Q1401 = +20

:公称サイズ

 4 Q1402 = +20.005

:公差上限

 5 BLK FORM 0.1 Z X-50 Y-50 Z-20

 6 BLK FORM 0.2 X+50 Y+50 Z+0

 7 CALL LBL "measure"

:円形ポケットを測定します

 8 IF Q966 < Q1400

:円形ポケットが公差下限より小さいかどうか確認します

 9 WHILE Q966 < Q1400

:円形ポケットの再加工のためのプログラムループ

10 CALL LBL "rework"

:円形ポケットをフライス加工します

11 CALL LBL "measure"

:円形ポケットを測定します

12 END WHILE

:プログラムループの終了

13 ELSE

NC ブロック 8 の条件に該当しない場合、円形ポケットは公差下限よりも大きい

14 IF Q966 <= Q1402

:円形ポケットが公差上限より小さいかどうか確認します

15 FN 16: F-PRINT pass.a / SCREEN:

:画面出力:円形ポケットは正常

16 ELSE

NC ブロック 14 の条件に該当しない場合、円形ポケットは公差上限よりも大きい

17 FN 16: F-PRINT scrap.a / SCREEN:

:画面出力:円形ポケットが大きすぎる

18 END IF

19 END IF

20 L Z+100 R0 FMAX

21 M30

22 LBL "measure"

23 TOOL CALL 600 Z

:タッチプローブを呼び出します

24 L Z+100 R0 FMAX

25 TCH PROBE 1401 CIRCLE PROBING ~

Q1100=+0

;1ST POINT REF AXIS ~

Q1101=+0

;1ST POINT MINOR AXIS ~

Q1102=-5

;1ST POINT TOOL AXIS ~

Q1116=+20

;DIAMETER 1 ~

Q1115=+0

;GEOMETRY TYPE ~

Q423=+4

;NO. OF PROBE POINTS ~

Q325=+0

;STARTING ANGLE ~

Q1119=+360

;ANGULAR LENGTH ~

Q320=+0

;SET-UP CLEARANCE ~

Q260=+100

;CLEARANCE HEIGHT ~

Q1125=+2

;CLEAR. HEIGHT MODE ~

Q309=+0

;ERROR REACTION ~

Q1120=+0

;TRANSFER POSITION

26 * - ...

Q966 に直径が保存されます

27 LBL 0

28 LBL "rework"

29 Q1500 = ( Q1401 - Q966 ) / +2

:公称サイズと測定直径から工具補正を計算します

30 TOOL CALL 5 Z S2000 F200 DR-Q1500

:フライス工具を呼び出します

31 L Z+100 R0 FMAX M3

32 CYCL DEF 252 CIRCULAR POCKET ~

Q215=+2

;MACHINING OPERATION ~

Q223=+20

;CIRCLE DIAMETER ~

Q368=+0.1

;ALLOWANCE FOR SIDE ~

Q207=AUTO

;FEED RATE MILLING ~

Q351=+1

;CLIMB OR UP-CUT ~

Q201=-20

;DEPTH ~

Q202=+5

;PLUNGING DEPTH ~

Q369=+0

;ALLOWANCE FOR FLOOR ~

Q206=+150

;FEED RATE FOR PLNGNG ~

Q338=+0

;INFEED FOR FINISHING ~

Q200=+2

;SET-UP CLEARANCE ~

Q203=+0

;SURFACE COORDINATE ~

Q204=+50

;2ND SET-UP CLEARANCE ~

Q370=+1

;TOOL PATH OVERLAP ~

Q366=+1

;PLUNGE ~

Q385=AUTO

;FINISHING FEED RATE ~

Q439=+0

;FEED RATE REFERENCE

33 L X+0 Y+0 R0 FMAX M99

34 LBL 0

35 END PGM EXAMPLE MM