BLK FORM QUAD による直方体のブランク

用途

BLK FORM QUAD 機能で直方体のブランクを定義します。そのために、最小点と最大点で体対角線を定義します。

機能説明

最小点と最大点による直方体のブランク

直方体の各辺は XYZ 軸に平行でなっています。

直方体を定義するには、左下の前方隅に最小点を入力し、右上の後方隅に最大点を入力します。

ワーク基準点から XYZ 軸の点の座標を定義します。最大点の Z 座標を正の値で定義すると、ブランクには許容値が含まれます。

機械内の基準点

旋削加工 (#50 / #4-03-1) に直方体のブランクを使用する場合、次のことに注意する必要があります:

旋削加工が 2 次元平面 (Z および X 座標) で行われる場合でも、ブランクが直角であれば、ブランクを定義する際に Y 値をプログラミングする必要があります。

基本事項

入力

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

1 BLK FORM 0.1 Z X+0 Y+0 Z-40

2 BLK FORM 0.2 X+100 Y+100 Z+0

:直方体のブランク

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 特殊機能 プログラムの既定値 ワークブランクの定義(BLK FORM) BLK FORM QUAD

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

BLK FORM

直方体のブランク用の構文のオープナー

0.1

最初の NC ブロックのマーク

Z

工具軸

機械に応じて、他の選択肢が用意されています。

X Y Z

最小点の座標定義

0.2

2 番目の NC ブロックのマーク

X Y Z

最大点の座標定義