サイクル 422 MEAS. CIRCLE OUTSIDE
ISO プログラミング
G422
用途
関連項目
- サイクル 1401 CIRCLE PROBING
サイクルシーケンス
- コントローラは、ポジショニングロジックを使用して、タッチプローブを最初のプロービング点 1 のプリポジション用に位置決めします。
- 続いて、タッチプローブは入力された測定高さに移動し、最初のプロービングプロセスをプロービング送り速度 (F 列) で実行します。コントローラは、プログラミングされた開始角度に応じてプロービング方向を自動的に特定します。
- その後、タッチプローブは次のプロービング点 2 へと、測定高さか安全な高さで円状に移動し、そこで 2 番目のプロービングプロセスを実行します。
- タッチプローブがプロービング点 3、その後プロービング点 4 に位置決めされ、そこで 3 番目および 4 番目のプロービングプロセスが実行されます。
- 最後に、コントローラがタッチプローブを安全な高さに戻し、実際値と偏差を次の Q パラメータに保存します:
Q パラメータ | 意味 |
---|---|
Q151 | 主軸中心の実際値 |
Q152 | 副軸中心の実際値 |
Q153 | 直径の実際値 |
Q161 | 主軸中心の偏差 |
Q162 | 副軸中心の偏差 |
Q163 | 直径の偏差 |
注意事項
- このサイクルは、加工モード FUNCTION MODE MILL でのみ実行可能です。
- 角度ステップを小さくプログラミングするほど、ドリル穴寸法の計算の精度が低下します。最小入力値:5°。
- コントローラは有効な基本回転をサイクル開始時にリセットします。
プログラミングの注意事項
- サイクル定義の前に、タッチプローブ軸を定義するために工具呼出しをプログラミングしておく必要があります。
- パラメータ Q330 でフライス加工工具を指定している場合、パラメータ Q498 および Q531 での入力データは影響を及ぼしません。
- パラメータ Q330 で旋削工具を指定している場合、以下が当てはまります:
- パラメータ Q498 および Q531 の記述が必要です。
- 例えば、サイクル 800 のパラメータ Q498、Q531 のデータがこのデータと一致している必要があります。
- コントローラが旋削工具の補正を行うと、DZL または DXL 列の該当する値が補正されます。
- LBREAK 列で定義されている破損公差も監視されます。
サイクルパラメータ
補助図 | パラメータ |
---|---|
Q273 第1軸の中央(目標値)? 加工面の主軸上でのスタッドの中心。 この値は絶対値です。 入力:-99999.9999...+99999.9999 | |
Q274 第2軸の中央(目標値)? 加工面の副軸上でのスタッドの中心。 この値は絶対値です。 入力:-99999.9999...+99999.9999 | |
Q262 規定-直径? スタッドの直径を入力します。 入力:0...99999.9999 | |
Q325 開始角度? 加工面の主軸と最初のプロービング点の間の角度。 この値は絶対値です。 入力:–360.000...+360.000 | |
Q247 中間ステッピング角度? 2 つの測定点間の角度。角度ステップの符号は加工方向を指定します (- = 時計回り)。円弧を測定する場合は、角度ステップを 90° より小さい値でプログラミングしてください。 この値はインクリメンタル値です。 入力:-120...+120 | |
Q261 プローブ軸上の測定高さ? 測定が行われるタッチプローブ軸上の球中心の座標。 この値は絶対値です。 入力:-99999.9999...+99999.9999 | |
Q320 セットアップ許容値? プロービング点とタッチプローブ球の間の追加的な間隔。Q320 は、タッチプローブ表の SET_UP 列に追加的に作用します。 この値はインクリメンタル値です。 入力:0...99999.9999 または PREDEF | |
Q260 安全高さ? タッチプローブとワークピース (クランプ装置) との衝突が生じない工具軸上の座標。 この値は絶対値です。 入力:-99999.9999...+99999.9999 または PREDEF | |
Q301 安全な高さへ走行 (0/1)? 測定点間のタッチプローブの移動方法を指定します: 0:測定点間で測定高さに移動します 1:測定点間で安全な高さに移動します 入力:0、1 | |
Q277 スタッドの最大寸法? スタッドの最大許容直径 入力:0...99999.9999 | |
Q278 スタッドの最小寸法? スタッドの最小許容直径 入力:0...99999.9999 | |
Q279 第1軸中央の公差? 加工面の主軸上での許容位置偏差。 入力:0...99999.9999 | |
Q280 第2軸中央の公差? 加工面の副軸上での許容位置偏差。 入力:0...99999.9999 | |
Q281 測定プロトコル (0/1/2)? 測定プロトコルを作成するかを指定します: 0:測定プロトコルを作成しない 1:測定プロトコルを作成する:関連の NC プログラムが保存されているフォルダにプロトコルファイル TCHPR422.TXT が保存されます。 2:プログラムランが中断され、測定プロトコルがコントローラ画面に出力されます。NC プログラムを NC スタートで続行します 入力:0、1、2 | |
Q309 公差エラー時のプログラム停止? 公差範囲を超えた場合にプログラムランを中断し、エラーメッセージを出力させるかを指定します: 0:プログラムランを中断せず、エラーメッセージを出力しません 1:プログラムランを中断し、エラーメッセージを出力します 入力:0、1 | |
Q330 モニタリング用工具番号? 工具モニタリングを実行するかを指定します: 0:モニタリングは無効 >0:工具表 TOOL.T の工具番号 入力:0...99999.9 または最大 255 文字 | |
Q423 平面のプローブ点数(4/3)? (オプション) 3 回のプロービングと 4 回のプロービングのどちらで円を測定するかを指定します: 3:3 つの測定点を使用します 4:4 つの測定点を使用します (標準設定) 入力:3、4 | |
Q365 走行様式? 直線=0 / 円=1 (オプション) 安全な高さでの移動 (Q301=1) が有効になっているときに、工具が測定点間を移動するのに使用する経路機能を指定します: 0:各加工の間に直線上を移動します 1:各加工の間に円形状にピッチ円の直径上を移動します 入力:0、1 | |
(オプション) あらかじめパラメータ Q330 で旋削工具を指定している場合のみ重要。旋削工具を適切にモニタリングするため、コントローラは加工状況を正確に把握する必要があります。そのため、次を入力します: 1:例えばサイクル 800 およびパラメータ 工具を反転させてください Q498=1 により、旋削工具が反転されている (180° 回転) 0:旋削工具は旋削工具表 (toolturn.trn) に記載されているものと一致し、例えばサイクル 800 およびパラメータ 工具を反転させてください Q498=0 による変更なし 入力:0、1 | |
Q531 入射角度? (オプション) あらかじめパラメータ Q330 で旋削工具を指定している場合のみ重要。例えばサイクル 800 パラメータ 入射角度? Q531 から、加工中の旋削工具とワークピースとの間の傾斜角度を指定します。 入力:-180...+180 |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
11 TCH PROBE 422 MEAS. CIRCLE OUTSIDE ~ | ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
|