PLANE RESET

用途

PLANE RESET 機能を使用して、すべての傾斜角をリセットし、加工面の傾斜を無効にします。

機能説明

PLANE RESET 機能は必ず 2 つのタスクを実行します:

  • 選択した傾斜機能や角度の種類に関係なく、すべての傾斜角をリセットする
  • この機能でオフセット値がリセットされることはありません!

  • 基本変換およびオフセット

  • 加工面の傾斜を無効にする
  •  
    Tip

    これらのタスクを実行する傾斜機能は他にありません。

    任意の傾斜機能の中ですべての角度を値 0 でプログラミングしても、加工面の傾斜は有効なままになります。

オプションの回転軸の位置決めを使用すると、3 つ目のタスクとして、回転軸を基本位置に戻すことができます。

回転軸の位置決め

入力

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 PLANE RESET TURN MB MAX FMAX

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

PLANE RESET

すべての傾斜角をリセットし、有効な傾斜機能を無効にするための構文のオープナー

MOVETURN または STAY

回転軸の位置決め方法

 
Tip

選択に応じて、オプションの構文要素 MBDIST および FF AUTO または FMAX を定義できます。

回転軸の位置決め

注意事項

  • プログラムランの前に、望まない座標変換が有効になっていないことを必ず確認してください。必要に応じて、「3-D回転」ウィンドウを使用して加工面の傾斜を手動で無効にすることもできます。
  • 「3-D回転 (#8 / #1-01-1)」ウィンドウ

  •  
    Tip

    ステータス表示では、傾斜状況が希望の状態になっているかどうか確認できます。

    ステータス表示

  • タッチプローブ機能を使用して、ワークの傾きを 3D 基本回転として、基準点表に保存できます (例:平面(PL))。NC プログラム で傾斜機能 (例:PLANE SPATIAL SPA+0 SPB+0 SPC+0 TURN FMAX) を使用して、ワークを調整する必要があります。PLANE RESET を加工に使用することはできません。この機能では、3D 基本回転が考慮されないからです。
  • PLANE SPATIAL