接近機能 APPR CT

用途

NC 機能 APPR CT を使用すると、最初の輪郭要素に接線接続する円経路上の輪郭に接近します。

最初の輪郭点の座標をカーテシアン座標でプログラミングします。

機能説明

NC 機能には次のステップがあります:

  • 始点 PS から補助点 PH までの直線
  • 補助点 PH から最初の輪郭点 PA までの間隔は、中心点角度 CCA と半径 R から得られます。

  • 補助点 PH から最初の輪郭点 PA までの円経路
  • 円経路は、中心点角度 CCA と半径 R によって定義されています。

  • 円経路の回転方向は、有効な半径補正と半径 R の符号によって異なります。

表は工具半径補正、半径 R の符号、回転方向の関係を示します。

半径補正

半径の符号

回転方向

RL

反時計回り

RL

時計回り

RR

時計回り

RR

反時計回り

 
Tip

半径 R の符号を変えると、補助点 PH の位置が変わります。

中心点角度 CCA には以下が適用されます:

  • 正の入力値のみ
  • 最大入力値 360°

入力

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 APPR CT X+20 Y+20 CCA80 R+5 RR F300

:輪郭に接線方向に円で接近する

この機能には、次のように移動します:

NC機能を挿入 すべての機能 パス輪郭 接近機能(APPR) APPR CT

NC 機能には以下の構文要素が含まれます。

構文要素

意味

APPR CT

輪郭に対する接線方向の円での接近機能用の構文のオープナー

XYZABC、 UVW

最初の輪郭点の座標

数字または数値パラメータ

絶対値またはインクリメンタル値の入力

オプションの構文要素

CCA

中心点角度

数字または数値パラメータ

絶対値またはインクリメンタル値の入力

オプションの構文要素

R

半径

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

R0RLRR

工具半径補正

工具半径補正

オプションの構文要素

FFMAXFZFUFAUTO

送り速度

送り速度 F

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

M

追加機能

追加機能

数字または数値パラメータ

オプションの構文要素

注意事項

APPR CT

ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。

以下に応じて調整を行います。

  • 工具
  • 切断値
  • 送り速度
  • 安全な高さまたは安全な位置
  • 機械特有の位置 (例:M91)
  • プログラム呼出しのパス

一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。

さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。

 
Tip

プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。

11 L X+40 Y+10 R0 F300 M3

R0 で PS に接近する

12 APPR CT X+10 Y+20 Z-10 CCA180 R+10 RR F100

CCA180RR で PA に接近する、PH から PA までの間隔:R+10

13 L X+20 Y+35

:最初の輪郭要素を終了する