機械軸の移動
用途
例えば手動タッチプローブ機能用にプリポジショニングするために、コントローラを使用して機械軸を手動で移動させることができます。
関連項目
- 移動動作のプログラミング
- 「MDI」アプリケーションで移動動作を処理する
機能説明
軸を手動で移動させるために、次の方法が用意されています:
- 軸方向キー
- 「ジョグの増分」ボタンによるステップ方式位置決め
- 電子ハンドホイールによる移動
機械軸が動いている間、現在の経路送り速度がステータス表示に表示されます。
「手動操作」アプリケーションの F ボタンと送り速度ポテンショメータで経路送り速度を変更できます。
軸が動くと、コントローラで移動タスクが有効になります。ステータス一覧に「操作時の制御」アイコンで移動タスクの状態が表示されます。
軸キーによる軸の移動
次のように軸キーを使って軸を手動で移動させます: | ||
| ||
| ||
|
Tip
軸キーを押したままにして、NC スタートキーを押すと、軸が継続的な送り速度で移動します。移動動作を NC ストップキーで終了させる必要があります。
複数の軸を同時に移動させることもできます。
軸のステップ方式位置決め
ステップ方式位置決めでは、ユーザーが指定したステップ単位で機械軸が移動します。 切込みの入力範囲は 0.001 mm ~ 10 mm です。
次のように軸をステップ方式で位置決めします: | ||
| ||
| ||
| ||
| ||
| ||
|
Tip
ステップ方式位置決めは、「ジョグの増分 オン」ボタンでも終了できます。
- 「ジョグの増分」エリアが有効になっている作業エリア「位置」
注意事項
軸の移動前に、定義された回転数に達しているかどうかがチェックされます。送り速度 FMAX での位置決めブロックでは、回転数はチェックされません。