サイクル
基本事項
ISO 構文のある NC 機能に加えて、ISO プログラムで選択したプレーンテキスト構文のあるサイクルを使用することもできます。そのプログラミングは、プレーンテキストプログラミングと同じです。
プレーンテキストサイクルの番号は、G 機能の番号に相当します。番号が 200 未満の古いサイクルには例外があります。これらの場合、対応する G 機能の番号はサイクル記述の中にあります。
次のサイクルは、ISO プログラムでは使用できません:
- サイクル 1 POLAR DATUM
- サイクル 3 MEASURING
- サイクル 4 MEASURING IN 3-D
- サイクル 26 AXIS-SPEC. SCALING
ハイデンハインは、サイクル G80 WORKING PLANE の代わりに機能的に優れた PLANE 機能の使用を推奨します。PLANE 機能を使用すると、例えば軸角度または空間角をプログラミングするかどうかを自由に選択できます。
ゼロ点シフト
NC 機能 G53 または G54 を使用して、ゼロ点シフトをプログラミングします。G54 は、機能内で直接定義した座標にワークゼロ点をシフトします。G53 はゼロ点表の座標値を使用します。ゼロ点シフトを使用すると、ワークの任意の箇所で加工を繰り返すことができます。
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
N110 G54 X+0 Y+50 | :定義された座標にワークゼロ点をシフトする |
ユーザーマニュアルに含まれている NC プログラムは、あくまで解決のヒントです。機械で NC プログラムまたは個々の NC ブロックを使用する前には、必ずそれらを調整してください。
以下に応じて調整を行います。
- 工具
- 切断値
- 送り速度
- 安全な高さまたは安全な位置
- 機械特有の位置 (例:M91)
- プログラム呼出しのパス
一部の NC プログラムは機械キネマティクスに依存しています。このような NC プログラムは、最初のテストランの前にその機械キネマティクスに合わせてプログラムを調整してください。
さらに、実際のプログラムランの前にシミュレーションで NC プログラムをテストしてください。
プログラムをテストすることで、ソフトウェアオプションや有効な機械キネマティクス、現在の機械構成で、その NC プログラムが使用可能かどうかを確認できます。
N110 G53 P01 10 | :表の行 10 の座標にワークゼロ点をシフトする |
ゼロ点シフトは次のようにリセットします:
- 機能 G54 内で各軸に値 0 を定義します
- 機能 G53 内で、すべての列に値 0 を含む表の行を選択します
作業エリア「状態」には次の情報が表示されます:
- アクティブなゼロ点表の名前とパス
- アクティブなゼロ点番号
- アクティブなゼロ点番号の DOC 列のコメント
注意事項
機械メーカーが機械パラメータ CfgDisplayCoordSys (No. 127501) を使って、どの座標系においてステータス表示が有効なゼロ点シフトを表示するか指定します。
- ゼロ点表のゼロ点は、常に現在のワーク基準点を基準とします。
- ゼロ点表を使用してワークゼロ点をシフトする場合は、まず %:TAB: でゼロ点表を有効にする必要があります。
- %:TAB: を使用せずに作業する場合は、ゼロ点表を手動で有効にする必要があります。