基本事項
用途
タッチプローブを使用するために機械メーカーがコントローラの準備を行っている必要があります。
ハイデンハインでは、ハイデンハイン製のタッチプローブを使用する場合のみ、タッチプローブサイクルの機能を保証します。
3D タッチプローブの実際のスイッチ点を精確に求めるには、タッチプローブの較正が必要です。そうしないと、コントローラが精確な測定結果を算出することができません。
以下の場合は、タッチプローブを必ず較正してください。
- 初めての使用
- スタイラスの破損
- スタイラスの交換
- プロービング送り速度の変更時
- 機械の加熱などによる異常時
- アクティブな工具軸の変更時
較正プロセスの直後に現在のタッチプローブに較正値が適用されます。更新された工具データは、すぐに有効になります。改めて工具呼出しを行う必要はありません。
較正の際、スタイラスの「有効」長さとプローブ球の「有効」半径が算出されます。3D タッチプローブを較正するには、調整リングまたはスタッドを既知の高さと半径で機械テーブルに固定します。
機械パラメータと関連した注意事項
機械メーカーがオプションの機械パラメータ trackAsync (No. 122503) を使用して、プロービングの際にプリポジショニングでスピンドルを位置合わせするか定義します。
切換タッチプローブの較正
3D タッチプローブの実際のスイッチ点を精確に求めるには、タッチプローブの較正が必要です。そうしないと、コントローラが精確な測定結果を算出することができません。
以下の場合は、タッチプローブを必ず較正してください。
- 初めての使用
- スタイラスの破損
- スタイラスの交換
- プロービング送り速度の変更時
- 機械の加熱などによる異常時
- アクティブな工具軸の変更時
較正の際、スタイラスの「有効」長さとプローブ球の「有効」半径が算出されます。3D タッチプローブを較正するには、調整リングまたはスタッドを既知の高さと半径で機械テーブルに固定します。
コントローラには、長さ較正用と半径較正用の較正サイクルがあります。
- 較正プロセスの直後に現在のタッチプローブに較正値が適用されます。更新された工具データは、すぐに有効になります。改めて工具呼出しを行う必要はありません。
- 工具表のタッチプローブ番号とタッチプローブ表のタッチプローブ番号が一致することを確認してください。
較正値の表示
タッチプローブの有効な長さと有効な半径が工具表に保存されます。タッチプローブ中心オフセットは、タッチプローブ表の CAL_OF1 (主軸) および CAL_OF2 (副軸) 列に保存されます。
較正プロセス中に自動的に測定プロトコルが作成されます。このプロトコルには、TCHPRAUTO.html という名前が付いています。このファイルの保存場所は出力ファイルの保存場所と同じです。測定プロトコルはコントローラでブラウザを使って表示できます。1 つの NC プログラムで複数のサイクルがタッチプローブの較正に使用される場合、すべての測定プロトコルが TCHPRAUTO.html にあります。